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メガネのつる先で仲良くなる、とか思いつく?

わが家のお姫さまは、元野良です。
いっしょに暮らし始めたころは、ひどい猫風邪に罹っていて毎週ごと病院に連れて行って、なんやかやで半年くらいは大変でした。

はじめて猫と暮らす私は飼育本の類を端から読み漁って、たどり着いたのはアニマルプラネットの人気番組「猫ヘルパー ~猫のしつけ教えます~」でも有名なジャクソン・ギャラクシーさんの考え方でした。

猫と暮らすなら読んでおいて損はない、素晴らしい知識がつまってます。
すべてタイトルにあるとおり、これっぽっちも人間のほうに重きをおいてるところがない。読んで素直に「すげえな、このおっさん」って思いました。
で、せめて志だけでもこうあるべし! って腹を括ったわけです。

そっからは日に日に仲良くなれていくのが自分でも分ったくらいで驚いた。
はじめてレヴィがひざで寝たのも、この本を読んでいたときでした。

”しつけ”なんて1行も書かれてない。
人間と暮らすことでストレスを抱えることになるのは猫のほうで、そのストレスを解消してあげることで意図的に問題を起こしてたんじゃないってのに気がつくコツだけが綴ってある。
そこに思いを巡らせるインスピレーションこそ幸せの秘訣ってやつ。
猫の目線で考えるための、気づきのヒントがたくさん。

そんなジャクソン・ギャラクシーさん、かつて幻聴に襲われるくらいの薬物依存で職もなく、でっち上げの経歴で動物保護施設のスタッフに潜り込んだのがキャリアの切っ掛けっていうんだから世の中わからないもんです。

これはもう本当に、猫と暮らしている誰もに読んで欲しい。

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しがみついて眠るレヴィを見るたびに、どこかでギャラクシーさんに感謝をしてる。この本は、私とレヴィに絆をくれた聖書です。