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川越街道から派生していく

板橋区にある社会福祉法人の事務局に勤務していた頃、福祉業界あるあるの人手不足あるいは経営的な事情から運転職も兼務して働いていた。デイサービスやショート利用者の朝夕の定期的な送迎に加えて日中、突発的に入る病院搬送もしていたので事務仕事を静かにやることはなかなか難しかった。お陰で板橋区内の道は大体覚えてしまった。法人の本部が成増にあったので板橋区内に点在している利用者さんの自宅へ行く時によく使った道が川越街道である。板橋区内を運転する場合、まず川越街道はしょっちゅうお世話になる道である。利用者さんの送迎はもちろん事務職員としては池袋のハローワークや労働基準監督署に行く際に使う大事な道である。都心に通じるメインの縦の道で川越街道と交差する形で環八、環七が走っている。また都営三田線方面では笹目通りから高島通りになり国道17号と繋がり板橋区役所方面を経由して山手通りから池袋方面に繋がる。板橋区役所の近くに板橋法務局がある。法人の登記事項証明書や印鑑証明書などを取りにいく時にこの道をよく使った。また志村坂上にある板橋中央病院(通称板中)や高島通り沿いに高島平中央病院(通称高中)があり救急搬送でよく往復した。初めて板橋区内の事業所で運転する人はまず、この大きな道をざっくり押さえておく必要がある。というか毎日送迎していれば自然に体が覚えてしまう。その上でそこから派生する道を覚えていく。私の勤務していた法人は成増の北側にあったため三園、高島平地区や埼玉県の和光市が近かった。高島平という場所は昔は何もなかったところで江戸時代には砲術の練習場として使われていたそうだ。高島平団地は全国的に有名な団地である。


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