気付いたらキャバ嬢になっていた

気付いたらキャバ嬢になっていた。



自分で選んだ道ではあるのだから、「気付いたら」という表現が正しいのかはわからない。

ただ、流れ着いた先がキャバ嬢だった。


自分のやりたい仕事がこの歳になっても見つからなかった。

文系大学に進んだ人の中で、入学したときに明確なやりたい仕事があった人は一体どれくらいいるのだろう。

当然ながら、福祉学科や教育学科の専門分野に進んだ人別だ。

経営学部や経済学部、社会学部などに進んだ人は大手を目指して就活し、受かったところへいくのだろう。それが今の日本における人生のルートになっているのだから。

私もそのルートを辿る予定だった。


しかし、大学受験の失敗を引きずり、大学生になっても受験勉強をしていた私は、受験にも落ち留年もした。

浪人と留年で一年半遅れた私は、新卒就活は無理だろうと早々に諦めた。


自分がどうなりたいかわからない

大人になりきれない


そんなモラトリアム期間をただただ続けているだけだ。

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