オタク歴を振り返る③～48編～

2015年の始め
僕は大学に馴染めず授業にも行かなくなっていた
体育大なのに部活も辞めていたし正直学校に価値を見出だせなかった

毎日起きてはベッドの上に横たわってテレビを見て過ごす日々
AAAの追っかけはしていたがライブはアリーナ規模だったし現場の数は少なかったしつまらない毎日だった

そんなときスカパー!で偶然NMB48のライブをみた
(スカパー!はサッカーを見るために契約していたのだが加入していれば誰でもみれるBSスカパー!チャンネルはほんとにコスパがいいと思う)

NMB48のライブは当時精神的に弱っていた僕にはとてもキラキラして見えたし何より楽しかった
かわいい女の子たちが衣装を着て踊ってる姿に僕は癒された

それからというもの僕は48関連の番組を見始めた
有吉AKB共和国やAKBINGO、丁度始まったマジすか学園の新シリーズにネ申すTVとその頃は48関連の番組は充実していて僕が沼に入り込むには整っていた

きっかけは後輩

48グループにハマったもののぼくはライブや劇場公演には行ってなかった
女性アイドルにハマったのは初めてだったし公にするのは恥ずかしいと思っていたのが原因だと思う

そんな頃地元の後輩がAKBのイベントのために遊びに来た
その後輩に自分も最近ハマっている事を話すとイベントに行こうと誘われた
そのイベントとは福岡で行われる総選挙だった

まだイベント48の現場にさえ行ったことのない東京に住んでいる人間を福岡開催のイベントに誘うのもどうかしてると思うが僕にはAAAのオタクの頃に培ったフットワークがあった
ぼくな福岡まで飛ぶことにした

初めてのイベント

総選挙とはいえその頃の僕はまだそこまで入れ込んでいたわけでもなかったので投票したのも数票だったし何せ福岡まで飛んできたのはとにかく48のイベントとはどういうものなのか知るためだった

初めてのイベントは運が良かった
結果発表のイベントは好きなメンバーはだいたいランクインしてたので喜びを感じることができたし翌日のライブは通路側だったことでレスを貰うことができた
そんな経験初めてだったし僕は簡単に落ちた

このとき僕の今後を変える出会いがあった

たまたま会場で東京に出てきている地元の友達に遭遇した
彼は熱狂的な宮澤佐江さんのオタクだった
握手会には全通していたしそのために洋服を買っているようなやつだった

そいつがきっかけで僕の濃い48オタク人生が始まって行くのだった

初めての接触

2015年の７月
宮澤オタクのSくんに誘われて初めて握手会に参加した
初めて買った握手券は再販期間に購入したため枚数も少なかった

初めて握手したのはAKBの田野優花さんだった
正直何を話したのかあまり覚えていない
たぶん何で好きになったのかとかそういうことだったと思う
初めて近距離でみる彼女はとにかく小さかったし可愛かった
当時のぼくにはそれで十分だった

田野優花

こうして握手会に通い始めた僕は気づけば関東の会場は全通していた
それもこれもSくんのおかげ(せい)だ
オタクとしての知識や心掛けはだいたい彼から教わったしいつも行動は共にしていた

この頃の僕は気になるメンバーの握手会に一通り通っていた
いわゆるDDってやつだ
その中でも山本彩、白間美瑠の2人は応募できるだけしていた
彼女たちはかわいいのはもちろんのこととにかく対応が良かった
文字通り骨抜けにされていた
けれど彼女たちは人気があったし券も取りづらかった

同様に田野優花の券も毎回買っていた
けれど彼女は別段対応は良くないしグループの中でも人気メンバーでもない
でもなぜか彼女のことは好きだった

2016年の冬頃宮澤佐江さんが卒業を発表した
困ったことに僕は現場で常に居たSくんという相棒を失うことになる

そんな中で田野優花生誕委員募集のツイートをみた
勇気を出して僕は加入することにした

つづく