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(6PP Part.5)限界思考からの転換

 ケラー・ウィリアムズの創業者ゲイリー・ケラーは、自らの経験を通して、「成功する不動産トップエージェントには共通する6つの視点」があることを導き出しました。

 これをケラー・ウィリアムズでは6PP(Six personal perspective)と呼ばれるトレーニングとして全不動産エージェントの皆様に受講してもらっています。初めに6つの項目を紹介します。

①自己研鑽の徹底
②80対20の法則
③ブレイクスルー戦略
④5段階の修得
⑤限界思考からの転換
⑥全ては自分次第

 この6つはゲイリー・ケラー自らの視点であり、成果を残す不動産エージェントに共通します。この記事では限界思考からの転換について紹介していきます。

限界は限界ではないという事実

 皆様はこれまでに限界に感じた出来事やまたは限界を突破した経験はありますか?ここで重要となるのは限界はただの言葉であり事実ではないということです。ここには深層心理が関わっています。

 成果を出す不動産エージェントに共通しているのは限界を上手く回避、転換すること。成功までのプロセスには様々な物理的な障害もあれば心理的障害もあるでしょう。「諦めたらそこで終わり」はよく的を射た言葉だと思います。どう限界思考と付き合っていくか?次に限界の正体を解説します。

限界の正体とは?

 限界は深層心理と前述しましたが顕在意識と潜在意識が関わってきます。「顕在意識とは、自覚している表面上の意識」であり「潜在意識とは、自覚していない心の声」と表現します。

 例えば、年収3000万にする!とか営業で会社のトップになる!と公言することは顕在意識であり第三者にも伝えることができます。公言した本人はやる気に満ち溢れ行動するでしょう。端からみて一見成功する人のように見えますが、ここに落とし穴があります。

 確かに公言することは良いことですが潜在意識化において自分はトップになれないかもしれない、年収3000万達成は本当にできるのだろうか‥このような心の声が潜んでいると、行動と心が矛盾し始め限界を感じるようになるのです。

潜在意識は行動の9割に影響

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 顕在意識と潜在意識を比較すると、現実の行動に影響を与えるのは9割潜在意識だと言われています。しかし潜在意識は自分では気付かないため、事が上手く進まない時には「限界」という言葉を用いてある意味自分自身を肯定しているのです。

 これが限界の正体。

 人は傷つきたくない生き物ですから当然といえば当然のことかもしれません。ただそのままでは壁にぶつかる度に限界を感じ、もっと楽な方法はないかを探し求めてしまいます。結果何も手にする事ができない可能性も高まるのです。

 木で例えるなら潜在意識である根っこの部分が腐ってしまっては、顕在意識である幹や葉の部分も育たないためいかに根が重要かがわかると思います。

潜在意識を書き出し、書き換えることで限界思考を転換

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 ケラー・ウィリアムズの不動産エージェントの多くは限界思考を転換させるために自分自身との対話を心がけています。本当の心の声に耳を傾け、それを書き出しポジティブなものに書き換える作業をしています。

 定期的に自分の本音と対話する時間を設ける習慣を身につけておきましょう。潜在意識は自分では気付かない意識だからこそしっかり時間を確保して自分を見つめ直すのです。どうしても自分で書き換える事が難しい時は、Part.3で紹介したモデルに相談するなどして客観的なアドバイスをもらいましょう。きっとモデルも同じような限界を感じた経験があるはずです。

【6PPについて 最初から読む】

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