(医)「骨には異常ないから筋肉やね」ってホント?
こんばんわ。今日は緊急手術に呼び出されて朝からせっせとお仕事。1人の命は確実に救われた訳で、まぁいいことをしたのでしょう。
我らの業種、レントゲン写真に触れる機会が多い訳ですが・・・レントゲン写真からたくさんの情報を得て診察していたのはベテラン(おじいちゃん先生)でして、若くなればなるほどレントゲン写真からの情報を得る能力は低下していると思っていただいてまちがいないかと。
かくいう私も医師13年目ですが、どうしてもCTとかMRIに頼りがち。これは何と言っても、日本がCTとかMRIの設置台数が多くてすぐに検査できるという利点があるものためです。
さて、ですが実際クリニックではレントゲンしかないことが多いです。そういう状況でレントゲンだけとって、タイトル通りの説明を受けたことがある人もいらっしゃるかと思います。
実はレントゲンで運動器(手足など)を撮影すると、ほぼ骨同士の関係性鹿映りません。そこに異常がなければ骨以外に問題があるということになるんですが・・・ 果たして筋肉だけでしょうか?
実は・・・関節包・靭帯・筋肉・血管・神経などなどたくさんあります。じゃぁ全部CTやMRI撮ったらいいと思われるでしょう?
実は「画像に異常があっても病状を表していない」ということは多々あります。 こうなると厄介ですね・・・
「異常を見つけること」ではなく、「症状を説明できる異常を予想して検査する」のが重要な訳です。
さて、そんなクリニックどうやったら見つかるでしょう?
明日以降に続きます。
お大事に〜。
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