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憂鬱な曜日を小さな楽しみが変えてくれる

自分には、今まであまり好きではない曜日があった。

社会人になってから毎日、会社に通勤する生活を送っていると、休日が終わった途端に迫りくる膨大な仕事の波に憂鬱になる人も多いだろう。自分もそう。

そんな、通勤している平日の5日間のなかでも、特に好きではなかったのが火曜日。

ちなみに、1番好きなのは金曜日。「金晩」という言葉が持つ無敵のパワーは、誰もが体感したことがあるはずだ。

他の曜日だと、木曜日はその日さえ耐えきれば金曜が来るし、水曜日は平日の折り返し地点でもあって、なおかつ「ノー残業デー」と銘打って早く帰れる日でもある。

それならば「月曜日はどうなんだ」と思われる人もいるかもしれない。
実際、日曜日にテレビからサザエさんの愉快な音が流れてくるころには、心の雲行きは怪しくなってくることは否定できない。

でも、個人的に月曜日はなんか休日の余韻で耐えられることが多い気がする。

楽しかった思い出たちが、先週、未来の自分に託した残業という名の置き土産の重さを少しだけ和らげてくれるのだ。和らげてくれるだけで、重さは全く変わっていないけれど。

あと、月曜日は週刊少年ジャンプの発売日でもある。
これはすごく大きい。

子どものころからジャンプを購読して家族で読んでいたので、今でもワンピースが完結するまでは生き伸びると決めているのだけれど、そんなジャンプ作品の最新話を読めることは、月曜日を楽しみにする歴とした理由になっている。

ちなみに「ジャンプ+」のアプリだと、午前0時を過ぎた段階でもうジャンプの最新号を読めるのだけれど、ここはグッと我慢するタイミング。

なぜなら、日曜日の深夜に読みおわってしまうと、もう明日なんて来なくていいと思ってしまうから。ついでに、夜中にYouTubeで考察動画とかを見あさってしまうから。良いことないから。

話が逸れてしまったのだけど、そうやって一つひとつの曜日を吟味した結果、残ったのが火曜日だったのだ。

まだ平日の折り返し地点まで届いていなければ、休日の楽しかった思い出の余韻も薄れてしまうころ。それが火曜日。

ただ、最近になって、自分は火曜日が好きになった。
待ち遠しいと言ってもいいくらい。

なぜかというと、理由はシンプルで、火曜日に楽しみがたくさんできたのだ。
それこそ、月曜日の週刊少年ジャンプみたいに。

まず、最近、自分の生きる糧といっても過言ではない、芸人こたけ正義感さんによる「逆転裁判」のゲーム実況。

芸人と弁護士という、似ても似つかない二足の草鞋を履く異色なキャリアを持つこたけ正義感さんが、ぶっとんだ世界観で起こる事件や法廷での出来事に軒並みツッコミを入れていく。

はじめは、あまりにも現実とはかけはなれた「逆転裁判」の世界における裁判の進め方に対して「この国にはもう人権なんて無いのか」と絶望していたものの、段々とこの世界のルールに順応していく姿がめちゃくちゃ面白いので、ぜひ見てほしい。

また、弁護士視点で事件の状況を説明したり、弁護士としての役割や法律について解説したりと、普通にタメになることも教えてくれる。

そんな面白さと興味深さが入り混じった動画の更新日が火曜日ということで、これまでなら滅入ってしまうはずの月曜の晩でも、次の日に希望を持って眠りにつくことができるようになった。

さらに、久しぶりにドラマを観てハマった「時をかけるな、恋人たち」の放送日がこれまた火曜日だったのだ。

脚本はヨーロッパ企画の上田誠さんだし、オープニング曲は自分のnoteで好きな歌詞について書き綴ったPEOPLE1だし、出てくる登場人物を演じている方も好きな人ばかり。そして、当たり前のように続きが気になる。

まだ観ていない人は、間に合うのでぜひ一緒に追ってほしい。
30分だし、観やすいから。

さらにさらに、今、自分が学んでいる「書く」+αを学ぶことができるオンラインスクールである「Marble」の講座も毎週火曜日にある。

リアルタイムで講座を聞いて、濃密なインプットを終えた後に、感想をアウトプットして、一息ついて。

そんな充実した学びを得た日に
まだ楽しみなコンテンツがたくさん残っている。

それは、火曜日でさえ好きになるに決まっているだろう。
月曜日のジャンプ理論で言えば、先3話分くらいが公開されているのと同様と言ってもいい。

つまり、憂鬱な曜日でさえも、小さな幸せが積みかさなれば、おのずと待ち遠しくて楽しみな一日に変わっていく。

楽しみなアニメの放送日でも良いし
好きなポッドキャストの更新日でも良い。

ささいな楽しみで予定を埋めていけば
きっと、嫌な日をも塗りかえていける。

そんなことを思った、有給の火曜日だった。

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