月夜の下を猛ダッシュ/Jeremih「Changes」

LA出身の男女3人組ネオソウル・バンド、ムーンチャイルドのライヴ(11/7@恵比寿ザ・ガーデンホール)に行ってきました。

<ムーンチャイルドのライヴ>と書きましたが、ピアニスト/プロデューサーのキーファーが前座、というか第1部で、2部がムーンチャイルドといった構成。キーファーが50分くらいやって、ムーンチャイルドが80分くらいやったかな。

前日の大阪でのライヴではキーファーが体調不良で出演中止だったそうで、今日は大丈夫かしらと思っていましたが、無事登場。でもって、キーファーのライヴが素晴らしかった! ベースとドラムを引き連れての3人構成で、ジャズはもちろん、ヒップホップやドラムンベースの影響も伺えるクロスオーヴァーな演奏で会場を盛り上げていました。もっとチルっぽいのかなと思ってたけど、ビートのアタックが強くてグルーヴィーで良い意味でイメージと違いました。もう全公演終わったから書いてもいいと思うけど、Nujabesのカヴァーもやってましたよ。

Nujabes / Reflection Eternal

キーファーといえば、私が前に参加させていただいた音楽&雑談ポッドキャスト「NMNM(NiceMiddleNiceMusic)」↓で後輩のミノル君が「Montara」を紹介していたのでした。

キーファーが退場したのち、休憩を挟んでムーンチャイルドの登場。
詳しくは来月発売のミュージック・マガジンでライヴ・レポートを書くので、そちらをご覧になっていただきたいのですが、何より驚いたが、1500人キャパのガーデンホールが超満員だったこと! しかもチケットも即完だったとか。正直、こんなに人気あるなんて!と思ってしまいました(失礼!けど正直な気持ち)。代表曲「The List」とかイントロだけで盛り上がってたもんなー。

あと、紅一点のアンバーがシンガーではあるけれど、サックスやフルートを吹いたり、男性メンバーでキーボーディストのアンドリスとマックスもキーボードのみならず、サックスを吹いたり、トランペットを吹いたりと非常にユニーク。かといってとっ散らかってる感もなく、メリハリがあり非常にタイト。よく練られているなーと偉そうながら思ったりしました。

「ライヴ・レポートを書くのでそちらをご覧になっていただきたい」と言いつつ、結構書いちゃった(汗)。ムーンチャイルドも音源ではチルなネオソウルって感じですが、ライヴはよりグルーヴィーで各々の曲がダンス・ミュージックとしてもきちんと機能してる感じでした。アンバーちゃんの笑顔が超キュートだったことも書き記しておきます。

Moonchild / You Got One feat. Alex Isley
みんな大好きアレックス・アイズレーをフィーチャーしたメロウなスロウ・チューン。今年2月発売の最新作『Starfruit』の先行シングル。『Starfruit』には他にもレイラ・ハサウェイやタンク・アンド・ザ・バンガスといった面々も参加してますよ。

Moonchild / What You Wanted(Kipfer Remix)
キーファーが出てきてこれやるのかなーと思ったけど、やらず。オリジナルはやったけど。リミックスの方がビートの効いたシャープな印象。

ガーデンホールを出たら、ほぼ満月に近い綺麗なお月様が空に浮かんでいて(翌日が皆既月食でした)、このライヴを見た後のシチュエーションにピッタリだなぁと思ったのでした。ガーデンプレイスは相変わらずキラキラしてるし。デートで来たいわーと妄想を膨らませつつ、息子がお留守番してるので、猛ダッシュでおしゃれタウンを駆け抜けたのでありました(笑)。


<今日の1曲>
Jeremih / Changes

話題沸騰中の1曲。アヴァント「Read Your Mind」の印象的なイントロの音色をサンプリングしたミディアム・スロウで、プロデュースはヒットメイカとロブ・ホラディ。ジェーン・スーさんもポッドキャスト「生活は踊る歌」の<ベイビー・メイキング・ミュージック>特集で挙げてらっしゃいました……というわけで、ベイビー・メイキングにどうぞ!

Avant / Read Your Mind
こちらが元ネタ。2003年産。もう約20年前の曲になんるですね……恐ろしや……。

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