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日本語ボランティア3回目

こんにちは。日本語ボランティアも3回目です。
今回もがっつり教案を作り望みました。

今日は3分の遅刻。まあこんなもんでしょう。
「お昼に何を食べた?」と言ったような雑談をしてから、日本に来た理由などで盛り上がりました。「日本のアニメに興味があった。」というまぁ、典型的な理由ですね。人を留学させるほどの力があるとは、アニメというか日本のサブカルの力はすごいです。
今回の来日前にも一度、ある日本企業系財団の奨学金をもらって日本に留学していたそうです。その後、大学卒業のためにいったん帰国し、卒業後再び文部科学省の奨学金制度で再度留学のため日本に来たそうです。かなり狭き門だと思うのですが、相当優秀だったのでしょうね。追々その辺りも聞いてみたいと思います。(本人は、Paid vacationと言っていました。)

雑談の延長に、と思って用意した、子ども新聞の記事を読んでもらいました。「外国人旅行客は戻ってくるか」という入国規制緩和に関する記事です。
ちょっとした話題作りのために用意したのですが、本人が記事を全部読みたいというので、予定を変更して今日はこちらを中心に授業をすることにしました。作ってきた教案は次回使います。その時の流れでやり方を変えるというのも必要なのですね。

いっしょに読みながら、漢字の意味やちょっとしたフレーズなどの説明をしていきました。印象的だったのは、
「政府は、徐々に入国規制を緩和させながら、感染予防と景気回復を両立させる方法を探ってきました。」
という記事から、「"探る"と"探す"の違いは何ですか。」という質問です。スマホを椅子の上に置いて探す様子をしながら、"探す"は具体的なものを探すときに使い、"探る"は抽象的なもの、例えば原因や解決策を考えるようなときに使う、という説明をしました。
普段何気なく使っている言葉でも、確かに違いがあるのだな、と実感した瞬間です。

授業の最後に、漢字は読めるだけではなく、書けるようにもなりたいかどうか聞いたところ、「まずは読めるようになりたいですが、少しずつ書けるようになりたいです。だから宿題を出してください。でも小さく(少なくの意味)。」と言っていました。なのでN2レベルの漢字の宿題を出して、授業の前に小テストをしようと思います。

日本語教師歴270分(4時間30分)。
次回は学習者の仕事の都合でレッスンはお休みです。

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