第一回筑豊弁講座:東京の言葉は回りくどい

筑豊弁とは、福岡県筑豊地方の方言である。

自分の世代では動詞や名詞の方言はあまり使わないので、
今回は、言葉尻や語尾に注目してみる。

筑豊弁を使う人から見た、東京の言葉はすごく回りくどく、気持ち悪く感じることがある。
筑豊弁では言葉尻で「ん」をよう使い、
なに?を、なん?と言ったり、知らない?を、知らん?と言ったりする。

知らない?が、知らん?になるので単純に文字数が減るし
「な」のような鼻音の発声より、「ん」の発生のほうが楽なため、
東京で使っているような言葉は回りくどく感じるというわけだ。

あと、よく使うのが、「しよー」。
「している」の筑豊弁だが、「なんしよーと?」(訳:何してるの?)といった形で使われる。
「なんしよーと」自体は博多でも使われるので、もっと筑豊っぽくいうと先に述べた「ん」を使い「なんしよん?」となる。

ちょっと友達に近寄って「なんしよん?」と話しかけるのが、筑豊での挨拶だ!

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