読書に集中する方法(Pさん)

 先日、なんだか買い物する欲が異様に高まり近所の駅前の周りで、ドン・キホーテで三種類のお香を買い、同じく近くの古本屋でミハイル・バフチンの『小説の言葉』、西谷修の『アフター・フクシマ・クロニクル』、『破局のプリズム』、ハート=ネグリの『〈帝国〉』を買ってしまった。いつ読み切れるのかわからない。僕は最近読書する時に部屋でお香を焚く。ヘムという会社から出ているエスニック系のたくさん種類のある棒状のお香である。
「デニム」とか「サンダルウッド」という素材の種類? のようなものから「スパイス」「サン(太陽の香り?)」というイメージ先行のブレンドなのか知らないけどそういう物とがある。インドとかアジア系雑貨店でかなりよく見かける割に情報が少ない。レビュー系の人がウェブで詳しいデータでも書いていてもいいと思ったけれどもそれもなく、主観的な感想みたいな情報しかない。今ちなみに、ヘムという企業について色々な検索の仕方で調べてみたけどそれも出てこない。本当は存在しないのか? それはともかく、読書の時に必ず香を焚くことによって最初はスタイルみたいな浮ついたところがあったけれども慣れると条件付けのようになってウソみたいに集中することが出来る。
 しかしそれでも長続きせず途中で放るような読書もあり苦難するのであるけれども、香はここ数年の最近の趣味だけれどもニート時代から就職するくらいの時期に繰り返していたのが喫茶店、特にドトールに入って読書や書き物をするということで、これも条件付けのように働いていてしかも期間が長かったから効果も深く、やっぱり集中して読むことが出来るしこうして note を書くフリック捌きも実にスムーズである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?