愛を救え

穢れた精神は崩壊し
人類は衰退の道を歩む
何処へ何処かへ

輝石を強く握り締め
奇跡を淡々と願いながら
軌跡をなぞる人差し指

夜明けを救ったのは
左から現れた灯り
人はそれを神と信じた

最終を迎えたのは
カリスマの詩人
最期に謳う詩《うた》は
紅に染まる

ただ細々と細々と

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