語尾50音

光る夜空のシャンデリア
 照らす世界を重ね合い
  人の冷めた心を奪う
  その様子を描いた絵
 虚しく悲しく染みる顔

 変わらぬ掟を破るのか
 次第に夜は明けていき
 空を蒼く色を付けてく
 当たり前のドアを開け
  一日一日閉める過去

繰り返される日々の連鎖
変わらぬ日常飽き飽きし
記録を録る事止めんとす
  しかし神は鐘ならせ
  口癖のよにならぶ嘘

 迷路の引き金を引いた
   人は罪と罰と過ち
    均衡を保ちつつ
責任者を引っ張り出して
 言うは世をどうしろと

 ざらつく大地に敏感な
 風は乱れて壊れた様に
   居場所もわからぬ
  腐り始めた木々の根
斬り倒していく錆びた斧

   常に変わる光景は
あっと言う間に全て麻痺
 描き続けた情景はタフ
中々破けず結局ゴミ箱へ
丸ごと捨てる惨めなアホ

  無計画の企画のまま
  新世界にえらく興味
やっと救いの世界を編む
皆で遊んだカゴメカゴメ
    思い出す事が肝

 ところが歪んだ想いや
     雑な心の治癒
  結局全てが崩れた世

       何を今更
  呆れた神はもう帰り
   残った人々諦める
  世界の再生集る群れ
 口笛吹いて帰ろや帰ろ

 全てなくした人の調和
最終的に辿り着いた世を
名付けるならば無とせん

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