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サイケデリック
古苔が纏わりついた背筋から
星屑ゆるり手足伝わり
静かな大地蕾を宿す
月の明かりはぼんやりと
心を蒼く照らしては
己の影に帽子を被す
願望宿りし欲望なんぞ阿防によく似た見た目ばかりの大人の口癖振り向く事なく偽りの涙の弁明悪名如くあぁ勘違いに「ええじゃないか」と唄うのは都合の良い悪業に帰った暗号それは重い戯れ言に過ぎぬ
赤く染まった満月が
絵画の様な夜空を描き
刹那の秒針チクタクと
無言で眠り誘導す
幻覚は夢への誘い
幻聴がまやかし呼んで
現実の道に溺れる
歩んだ道は螺旋状
人は蕀の病に感染
抱き締め合う度傷は深くて
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