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私の所で織っている葛布の帯地には全て葛粉の糊がかかっています 葛布に葛粉で糊をかけることは、葛布の伝統的な産地・静岡で教わりました 葛粉は奈良吉野のもの 蔓と根とが離れ離れにそれぞれ別の工程を経て 布の上で再び出会う 私は糊がけの度に 絵本・長谷川義史の『じゃがいもポテトくん』をいつも思い出しては 葛も喜んでいるのかなぁと 想像を膨らませています もしも葛の葉で染めた糸を使えば 蔓、根、葉 が揃います その構想は今心の中であたためています * 糊がけといっても一般的に想
布目の写真です 昨年末に織り上げたもので 4ヶ月ほど経ちました 経糸に使った節糸の節が葛糸の結び目とランダムな格子を作り出し 無地ゆえにそれが際立ち表情豊かです 写真は横方向が絹の節糸、縦方向が葛の糸です 経糸の密度が高いので 最初は見た目も触った感じも経糸の絹糸が前面に出ていました でもほんの数ヶ月の間にそれが少しずつ馴染んできたようです クッキーやうどんの生地を少し寝かせて馴染ませるのに似ているなぁと思いました 触っていてとても気持ちが良いです 節糸を経糸に使い織る