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聴いた曲を紹介する日記(2023年4月27日)第47回:バトル1(ファイナルファンタジーⅣ)/植松伸夫

バトル1(ファイナルファンタジーⅣ)/植松伸夫

自分のゲーム体験、ゲーム音楽体験の中で、スーパーファミコンの影響は大きい。
PSG音源やFM音源など、それまで基本的にはいわゆる「ピコピコサウンド」しか体験できなかった家庭用ゲーム機に突然現れた「実際は違うのだけど、子供心にはまるで本物のオーケストラのように聴こえる音」はあまりにも衝撃すぎた。

ファイナルファンタジーの場合は、ファミコンの音で体験していた「オープニング」の音、初期シリーズの伝統だった「デデデデデデデ」のイントロで始まる戦闘曲「バトル1」などが、重厚なオーケストラの(ような)サウンドで鳴るのを聴いてしまったら、そりゃやられて当然(?)だと思う。

実際のスーパーファミコンの音源は、メモリの制約が強かったり、標準ドライバのクセが強すぎて、音源の能力を最大限発揮した鳴らし方をするには個々のプログラマーの自作ドライバや自作環境に依存する部分が大きく、その能力次第で鳴る音はピンからキリまであったのだけど、その中でもファイナルファンタジーシリーズは完成度がかなり高い部類だったし、ファイナルファンタジーⅣは初期のソフト(本体発売から8ヶ月後)の中では特に上手い鳴らし方をしていた印象が強い。

開発末期の当初完成版では別の鳴り方をしていたのを、既に発売されていたエニックスの「アクトレイザー」の音を聴いてその鳴り方に衝撃を受けた植松伸夫氏が(まさにオーケストラが鳴っているように感じたのだと思う)音色のサンプリングをやり直して鳴り方を修正したエピソードはゲームファンの間では有名だけど、当初完成版の音、どんな感じだったのかなあ(さすがにそこまで変な鳴り方はしてなかったとは思うけども)。


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