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聴いた曲を紹介する日記(2023年6月19日)第100回:千のナイフ(THOUSAND KNIVES)/坂本龍一

千のナイフ(THOUSAND KNIVES)/坂本龍一

坂本龍一の1978年のソロデビューアルバム「千のナイフ」表題曲。
このあと1980年にYMOが脚光を浴びて坂本龍一のソロ作品も注目されることになるのだけど、このアルバムは発売当初は500枚しかプレスされず、200枚しか売れなかったらしい。
YMO以前の作品でありながら、既にYMOに至る流れを感じる構成のアルバムになっているので、1978年の世間的には「なにこれ?」となるのは仕方ないか。
坂本龍一がよく行くカフェバーでかけてもらったら、店内が微妙な空気になって仲の良いウェイターに「この音楽じゃモテないですよ」と言われたというエピソードもあって、まあ、それは正直わかる気がする。
坂本龍一が好き勝手にアルバムを作ると無駄に難解なのは、デビューの時からずっと変わらないと思う。
でも、その、無駄に難解な感じ、モテとは関係ない感じ(とはいえ坂本龍一は間違いなくモテただろうけど)が自分はたまらなく好き。

「聴いた曲を紹介する日記」、ついに100回+100日連続更新達成。
三日坊主になりがちな自分的にはめちゃくちゃ偉業だと思う。
「紹介する日記」というタイトルにしたのは「批評」や「レビュー」という型苦しい感じではなく、「感想」ですらなく、「紹介する日記」という形でゆるーく音楽についての文章を書きたかっただけで最悪毎日書くことができなくてもまあいいかくらいの気持ちだったのだけど、「紹介する日記」の形式を取っていると、文量やクオリティに強くこだわることなく次の日になったらまた新たな気持ちで新しい文章を書くことができるので、「もうちょっと全体的にちゃんとした文章にしたいなあ」とは思いつつも、とりあえずその日書いた文章をその日に出す、という、ルールではないけどある種の縛りのようなものが生まれるので、自分のように日記や文章を書くことが続かないという人、そのわりには書くとなったらやたらとこだわってしまって全然仕上げることができない人には何気にオススメかも。
何かの拍子にふいに毎日更新が途切れるかもしれないけど、今のところはしんどさを感じたこともないし、まあ、続く限りはのんびりとやっていきたいし、仮に途切れても、そこで心折れることなく、気にせずやっていきたい。少なくとも、自分の耳が聞こえなくならない限りネタに困ることは無いので、あとは淡々と書くだけというのがこのフォーマットはラクでいい。

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