もう無頼派作家になるしかないかもしれない

最近私には憂鬱な時がある。旦那が高2の長男に勉強しろと説教する時だ。
長男には一応志望校があり、行きたい学部があるらしいのだが、今の成績じゃ到底無理だと火を見るより明らかなのだ。説教もやむなしである。
心を入れかえて勉強してくれればいいものを、一向に改める気がないようで、3日に1回は叱られていて、私は片隅で小さくなっている。

私が小さくなっているのには理由がある。
表向きは「片方が怒っている時は、もう1人は黙っていること」という取決めを長男が小さかった頃に決めたからだ。
が、本当の理由は別にある。
ひとつは、私自身人のこと言えない受験生だったからだ。長男は今高2だが、私は高3時点でファイナルファンタジーの4だか5だかに熱中しており、弟の買ったジャンプも欠かさず読んでいた。今長男が某通信教育のテキストを真っ白なまま積み上げているが、私も全く同じだったので、えらそうなことが言えないのである。
もうひとつは、勉強して国立大学を出たのに今現在時給=最低賃金のパートに甘んじている私を見ていると、勉強しても意味無いんじゃないかと思っているのではないかと思うからだ。
長男にそう言われた訳ではない。完全に私の被害妄想なのだが、非常に肩身がせまいのだ。

この状況を変えるには、私も何か資格でも取って転職し、勉強は無駄にならないと示すのが良いのではないかと考えた。
しかし、講座に通う金は無いし、テキストでの独学にも自信がない。年々頭が悪くなっている気がするのだ。
では今の自分で勝負するしかないのか。
私が料理や掃除が得意だったら、youtubeでも始めればいいのだろうが、家事を大変苦手としているので無理だ。
絵心でもあればイラストレーターなんかになれたのだろうが、子どもの頃から絵が苦手だ。
手持ちの武器が何も無い。ただのダメな酒呑みだ。私はこんなに何も持ってないのか。履歴書にも普通自動車運転免許しか書くことがない。しかもペーパードライバーだから実質何も無い。
酒呑みとして夜の仕事をしようかとも思ったが、盛り上げ上手とかでもないので無理だろう。
これはもうダメな酒呑みの私のダメぶりを綴っていく、人間失格的なものを書いていくことしか私には出来ない。

何かおかしなところに着地した気もするが、いろいろ拗らせたダメな酒呑みの雑記をこれから綴っていこうと思う。

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