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金沢大学 生協パソコンは買うべきなのか。

 毎年ツイッター等で論争的になることがある。それは生協パソコンを買うべきか否かである。
 新入生はその価格の高さに戸惑い上回生は生協パソコンを買おうとする新入生をマルチに引っかかる友人を止めるがごとく「買わない」ようにアドバイスする。
 では本当のところ生協パソコンは買うべきなのか買わないべきなのかここではっきりさせようじゃないか。というのがこの記事の目的だ。

生協パソコンは高い、いや、高すぎる。

 生協パソコンはめちゃ高い。以下にその価格を並べよう。 (参考にcpuを付記する。)

Aモデル
 196,800円 第十二世代core i5
Bモデル
 189,800円 第十二世代core i5
Cモデル
 155,000円 第十一世代core i7
Dモデル
 132,000円 第十一世代core i3

https://www.kindai-coop.jp/fresh/pc/index.html

いや、スペックの割に値段高すぎでしょ。最上位機種のモデルAは十二世代 core i5だが、ネットで調べれば同等のもので80,000円で売っている。
 これは殿様商売。無知な新入生につけ込んで、異常に高いものを買わせようとするのはまさしくマルチ商法会員と同じ構図じゃないか(憤怒)

生協パソコンのウリは手厚い保証

 しかし大学生が長らくこのクソ高い生協パソコンを買ってきたのは、理由がある。生パのウリは、「手厚い保証」にある。
 その手厚さから「生協パソコンでフリスビーをしたって大丈夫」とさえ言われている。詳しい保証内容の説明は割愛するが、原則無料で何回でも直してもらえる。
 やらかして派手に壊したとしても、5000円の自己負担金を払えばいくらでも直してもらえる。またもう直しようがないほど壊した時には「再購入補助保証」といういわば「死者蘇生」のような保証までついてくるので安心だ。これについて詳しく説明すると、一旦メーカーから「直せません」と言われると、購入したpcと同等程度のpcを再購入する補助がつくという制度である。例えば、18万程度の生協pcを壊した場合、18万円程度のpcを生協サイトにおいて無料で買うことができる(なお自己負担金3万円は払わないといけない)。また壊れてパソコンが使えない時には、レンタルpcを無償で貸し出してくれるので大変ありがたい。
 同時にこんな意見も頂いた(3月10日追記)電器屋さんからの意見は参考になる。保証だけでなく、修理にすぐ出せるの便利だ。それも生パが選ばれる理由の一つかもしれない。


 4年間何があるかわからない、壊して修理、もしくは再度買わないといけなくなることがあるなら、大人しく生パを買った方が結果としてお得になりそうである。

アンケートの実施

 そこで迷える新入生のために、ぺいじーはアンケートを行った。もちろんSNS上のアンケートなので統計学者が見れば憤慨もののアンケートではあるが、参考程度にはなるであろう。
 アンケートは三つおこなった。

一つ目は生パを購入したか。

二つ目は、修理に出したことがあるか。

三つ目は満足しているか。

大体50〜130前後の投票をいただいている。三つ目は閲覧用を入れてしまったので分かりにくかもしれないが77人中50人が満足、20人が満足していないという結果である。

アンケートからわかること

 今回アンケートをして驚いたのは、修理に出していない人間が7割以上いるということである。このアンケートは四年生だけに絞らなかったため「まだ出していない」人を含めてはいるがそれでも修理に出したことのない人がほとんどであると言えるだろう。
 もう一度、生協パソコンの強さを考えよう。生パは、「壊した時」にその真価を発揮する。壊さない人間にとっては、ただのクソ高いぼったくりpcに過ぎないのだ。また、アンケート①から分かるように金大生はその半分が自前でpcを用意する。自分だけ生パではないことを気にする必要もなさそうだ。

そもそも問題

 私は議論において「そもそもー」と連呼する人間が嫌いだが、新入生のために恥を忍んで今回は通称「そもそも人間」になろうと思う。
 そもそも「こんな性能高いpcが必要なのか」。
 生協は大学の文系理系を問わず画一的に全員が満足するpcを大量に提供する必要がある。なので必然的に、理系に合わせて高スペックなものが用意される。しかし、理系の方ならいざ知らず、文系に最新corei7 i5のpcは絶対にオーバースペックである。
 たしかに大学はpc必須だが、やることと言えばレポート制作など資料作りやオンライン授業である。ノートパソコンでpcゲームをやる人はほとんどいないだろう。であるならば、もっとスペックは低くていいい。そして、ノートパソコン自体寿命が長い機器ではないから大学四年生、社会人になる頃には買い直す必要がある。もしスペックが足りないと感じることがあれば卒業時に買い直せばいい。

結論

 原則、生協pcは買わなくていい。
 なぜなら理系の人は、生協パソコン(モデルA)のpcスペックを参考に似たようなものをネットもしくは家電量販店で買えば良いし、文系の人もレポート作成、zooom程度を処理できるノートパソコンで十分であるからだ。家電量販店に行けば店員さんが優しく教えてくれる。言われるがままに買った方がいい。
 ただし例外もある。それは私のようなズボラな人間だ。ガサツな人間と言った方がいいかもしれない。唐突だが以下にアンケートを行う。答えてみてほしい。

①ティッシュをポケットに入れたまま洗濯物を出して怒られたことがある。
②家の鍵や財布など重要度が高いものを無くしたことがある。
③スマホを壊したことがある。

 一つでも当てはまったら迷わず、生パを買うべきだ。逆に言えば当てはまらなければ買う必要はない。以下に私と生パの四年間を記す。「アンケートに当てはまったけど大丈夫っしょw」と思った方は是非見ていってほしい。

僕の場合

 結論から言って四年間のうち、私は生協パソコンを修理に二回だした。そのどちらも修理額は5万円から10万円の間の額だったので、元は取れている。しかも、どの故障もすべて事故である。自然故障ではない。保証を使いすぎてなんかむしろ保証会社には申し訳ない。
 さらに先日私は味噌汁をキーボードにこぼしてご臨終した。

ギリギリ保証期間だったので「再購入補償」が適用されて自己負担金3万円を抜いた15万円程度購入時に補償される。生協さんには足を向けて寝られない。ありがたい。
 いいか。アンケートの特に②③に当てはまったやつは生パにしておくんだ。生パを買ったとしても、アンケートからも買った人はほとんど満足していることがわかる。間違いがないということだ。以上だ!!

良い大学ライフを送れることを願っています。 ぺいじーより

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