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【ツインレイ】男性レイに好きな人が?---vol.15 次の日の逆襲

2024年3月19日

次の日

ショウにメッセージをした。

[今度さ、

家に来ないかな?

そんなに

”彼女に決めた”って言うなら

私の家族への

蟠りはないはずだと見込んで、

最後に私の家に来て欲しかった。


これまで、

見せたくても

ショウが近寄ろうとしないので

見せられなかった私の部屋、

見てから終わりにしても

いいんじゃないかと思ったから。


ここ4年間も知り合ってて、

うちに来た事はない。

なので、この4年半の間、

ショウんちに通っていた

私だけが知ってる二つの生活。

自分のうちの生活と

ショウんちでの生活。


その、今まで接点がなかった

二つの生活を

私の中で一つにしたかった

っていうのもある。


二つの生活のせいで、

自分が分裂して

しまいそうなくらい

とっても悩んだ

時期もあるし、

結局は悩んでても

仕方がないし、

いつかショウが

家に遊びに来れる様になって、

息子とももっと

知り合えてからじゃないと、

一緒になれない気がしてたし。


残念ながら、

そんな事も叶わずに

終わりになりそうだけど、

自分の中ではこの恋愛を

中途半端なものに

したくなかったから、

尚更、

最後に望みを叶えたかったの。


それなのに、

ショウ、

一つ目の返事が、

「そんなの無理。」

「え? どうして?

もう彼女に決めたんなら

私の家族に会うのは

どうでもいい事じゃない。

最後に私の生活を見てほしいの。

ショウが知らないまま

終わったら、

私の恋愛は

本当に一方通行だった

って事になる。

私だって、

思い切り恋愛してたし、

そんな気持ちを

このまま”何もなかった事”に

してほしくないなと思って。

パトリックと息子にも

ショウと一緒にいる時の

“別サイド”の自分を

見といてもらいたいの。

もうこれで

終わりなんでしょ?」


けど、ショウの中では

まだまだ

踏ん切りがついてない様子だった。

「俺だって、辛い選択だったんだ。

くゆに彼女の事話したら、

怒って、もう会えなくなるのか

と思って

なかなか言い出せなかったし、

けど、

もう話が進んでるから、

後戻りは出来ないんだ。

彼女は

来年息子の受験が終わったら、

「すぐに家を出る」って言ってるし、

「離婚する」って

身内にも話してるし、

もう後戻りができないんだ。。。

自分もなんとか成功するように、

色々転職先を探してるんだ。

もう行くしかないんだよ。

(涙声・・・)」


「分かってるよ。

じゃあ、先に行くんだったら、

私の家に来る事は

もうどうでもいいんじゃない?」

という事で、

涙混ざりの小一時間トークの末、

ショウが家に来ることになった。


木曜日の黄昏時。










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