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【ツインレイ】男性レイに好きな人が?---vol.17 ショウが家に来た


2024年3月21日

ショウが家に来る日。

朝仕事中にビジョンを見た。

⦅私、ショウと結婚するの。

私の実家をリノベして

ゲストハウスもどきな事が

できるかも⦆

って。


何と言われようと、

会った時の

シックリいく感覚は

信じたいところ。


あれから、

何回か話をしたけど、

まだ何か言いきれてない事が

実はたくさん

あるんじゃないかと思って、

時間さえあれば、

ショウと話したい

気持ちでいっぱいだった。


なので、早めの時間帯に、

公園で待ち合わせをした。


初めてショウに告白された丘の上。

そこで待ち合わせをしたら、

ちょっとだけ

あの時に戻るような気がしたのは、

全くの幻想だった。


ショウは

ベンチにも腰掛けない様子で、

「寒い」と軽く凍えてて、

なので、

早速本題。

「この前はごめんね。

取り乱しちゃって。

私もあんなになるとは

思ってなかったし。

自分でもびっくりしてるんだよ。。。

けど、

私が遊びじゃなかった

って言うのは

分かってくれたんだよね?」


「うん。

でも、もう遅いんだよ。」

「私、閃いたんだよね。

結婚してもいいって。

私には私達の未来が想像できる。

将来一緒になって、

実家で民泊宿作ったり

一緒にできる事

いっぱいありそう。」


「それ、いつ分かったの?」

「昨日。」

「それは遅いよ。

今まで、何度俺が聞いても

はぐらかして

ばっかりだったじゃん。」

「だって、

どこから手をつけていいのか

分かんなかったんだもん。。。

でも、ずっと、

どうしたら一緒になれるのか

考えてたよ。」


「けど、くゆはいっつも、

家族は壊れないって

言ってたじゃん。

俺、ずっと鬱だったんだよ。

人の家族の幸せのために

使われてると思ってた。

もうそんな俺は嫌だし、

やっと幸せを

見つけようとしてんだよ。

彼女は俺のために

離婚しようとしてるんだよ。

だから、もう後には引けないんだ」

「けど、彼女と会ったの、

飲み会の席だけだったんでしょ?」


聞いてみると、

初恋の彼女は、

14歳の時の淡い思い出で、

ファーストキスのお相手だとか。

それ以上のことは

していないらしい。


⦅な〜んだ。。。

この二人、

プラトニックで

こんなに盛り上がってるなんて、

ちょっと痛い気もする。。。

ここが私の土俵なんて、、、⦆

とは思うけど、


そうは言っても、

二人が本気だったら、

仕方ないもんな。。。


とにかく、

「俺のために離婚に踏み切ってる。

彼女の責任を取らなくちゃ」

って、いうか、

彼女はこれまで、

平凡の主婦の生活を変えたいと、

何回も離婚を切り出しても

今まで成功しなかったらしい。


それが、

ショウがいれば、

もう一度離婚に

チャレンジできそうだという訳。


そんな安着なね。。。


だから、

「彼女は結局

離婚したいんだったら、

できてラッキーなんだから、

別にその後の責任は

考える必要ないんじゃない?」

「そういうもんか。女の人って。。。」

⦅あれ?ここで納得するの?⦆


相当分かんなくなってる印象。

それに、彼女の事を話す度に

めっちゃ力入ってるし。


⦅それじゃあ、続かないだろうな。。。⦆


そうは思っても、

本人は真面目に考えてるんだし、


それでも、

「先のことが不安なんだよ」

というショウに、

「私には不安はないよ。

ショウの事、

幸せにできるのは私なんだもん」

とアピール。

「うまくいかなかったら

自分のせいだ。」

「じゃあ、その時まで、待ってる。。。」


ああ言えば、こう言う調に、

隙を狙っては、

ショウに立候補する

女子の役を全うした。

そして、歩きながら、

家へと向かう。


その間にも、

ショウは彼女の話をしてきた。


すかさず、止めてみる。

「普通さ、

こういう状況では

私に彼女の話は

しないものなんじゃないの?」

「けど、おれは話すよ。。。

彼女さ、

扶養家族がどうのって

言ってるんだけど、

おれ、知らない土地で

すぐに稼げるのか分からないし、

それは無理なのかも。」


「そっか、今まで専業主婦だもんね。

他のやり方分かんないのかもね。。。」

って、

つい話を聞いてあげちゃう、

私も私よね。。。


ショウの話って、

ついつい親身になって聞いちゃうの。。。


⦅こうして、

彼女の話も聞き慣れたら、

そのうち胸の痛みも

なくなるのかな⦆

と思ったりもする。。。

「友達としてのショウに

慣れていかなくちゃ。。。」


そして、また、

いつものように、

いろんな話をして

家に着いた。


家に入って

とりあえず、部屋を案内して、

先に帰ってた息子と話し、

私のお気に入りの

ベランダに座ってかるくお茶して、

その後は息子くんと一緒に

作っておいたカレーを温めて

食べて、お代わりして食べて、

楽しく話しながら、

時は過ぎていった。


それで、ちょうど

友達がライブの情報を

送ってきてくれたので、

行ってみようかと支度をしているうちに

パトリックが帰ってきた。

パトリックにショウを紹介した。

もしかしたら、

一回だけチラッと

会ったことがあるのを

覚えたかは分からないけど、

普通に会話して、

その日に限って、

笑いをとるような事を言い放って、

私は、

「後はよろしく」

って言い残して家を出た。


その後、

ライブに行って、

音楽を聴きながら、

コメントする事が

またいちいち面白くて、

⦅やっぱりシックリくるなぁ⦆

って思った。


なので、その晩、

メッセージを送った。

[今日は

来てくれてありがとう。

ライブも楽しかったね。

やっぱりうちら

シックリいくね。

だから、うちら、

一緒にいるべきだと思う。]


ショウからはもちろん

既読スルー対応。。。


まあ、しつこいのも承知でさ、

でも、

言わずにはいられないくらいの

溢れ出る愛。

言いたい事を言いたい時に

伝えておかないと。

後悔する前に。。。



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