資金調達ニュースの分析 ~ SHOWROOM
普段はあまり、資金調達とかの話題には触れないのですが、ちょっと気が向いたので、調べてみることにしました。(加えると、親会社であるDeNAの直近決算が発表されたから、というのもあります)
2019年11月に、SHOWROOMが資金調達をしたというリリースが出ました。
しかし、このリリースの内容、よくみると、「資金調達および DeNA 保有株式一部譲渡を合わせた金額の合計が、総額 31 億円」というちょっと不思議なリリースの仕方をしています。
このリリースを受けて、資金調達金額と株式譲渡の金額はちゃんと分けて開示すべきでは?というような見解も散見されました。実際にいくつかのニュースサイトでは、資金調達金額が31億円と誤解して記載しているものもありました。
おそらくは、何らかの理由で実際の資金調達金額は伏せたかったのかもしれません。
では一体いくら資金調達して、DeNAはどれくらいの株式を売却したのでしょうか?その辺りをいくつかの資料を元に、推測してみる、というのが今回の趣旨となります。
資金調達前
ちょっと本題に入る前に、資金調達前の状況について若干触れてみたいと思います。
昨年の3月時点でのBSはこういった状況でした。
そして、2019年8月、これを元にしたある記事が出て、物議を醸したことがありました。
そして、これに対してその程度の情報で分析は偏りがあるなどの批判も多く出たりして、反論記事なども出ていました。ここでは、これらの記事の内容に対してどうこうは触れませんが、この資金調達ニュースによって、資金を集められない状態にあるということはなくて、(いくらかは不明ですが)それなりの金額を調達できた、ということではあります。
分析
さて、それでは、今回の資金調達に関する点を書いていきますが、以下、登記情報もあるので、有料記事としております。
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