民族的独自性万歳!〜なんとなく、オリエンタリズム〜その3

80年代にノルウェーのバンドA-Haが大ヒットさせたテイク・オン・ミー。
当時「英語曲」であるテイク・オン・ミーにノルウエーらしさがない、民族的独自性を感じられない・・・といった批判は聞いたことがない。

けれどフィリピン人が英語の曲、欧米ポップス風の曲を歌った途端、フィリピンらしくない・・・フィリピン人としての民族的独自性が・・・の大合唱となる。

ソウル/R&B〜ディスコ直系のBTS (K-Pop)にしても韓国(人)としての民族的独自性が・・・とは聞いたことがない。
それどころかBTSのヒット曲の中に一所懸命「韓国らしさ」を探してあげようとする涙ぐましい余計なお世話さえ見え隠れする。

なぜ青い目、白い肌の「欧米」人は国を跨いでもお咎めなしで、東南アジア人はそこにへばりついていなければならないのか・・・

やっぱりフィリピンはオリエンタリストの楽園なのだろう。


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