大学入学から数学者になるまで、その一例
学生さんたちと話をしていると「いつ頃から大学の先生になろうと思ったのですか?」「どうやったら数学者になれるのですか?」といった類の質問がくることが割とよくあります。せっかくの機会ですので、私の場合はどうだったのかということを振り返ってみたいと思います。
単純に数学が好きだったので、数学のことをより深く学びたいということで九州大学の数学科に進学しました。その時点で数学者になるという夢をぼんやりと描いていたので、進みたい方向性がある程度定まっていたという点では珍しい学生だったと