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山の文章を書いてみたい

前回、私は登山を続けていることをお話しました。

登山を続けているなかで、山に関連した本をよく読むようになりました。

特に愛読しているのが新田次郎の山岳小説です。

気象庁職員でもあった新田次郎の描く自然描写は、大変リアルです。

時には山での死も描かれ、山の良い面も怖い面もありのままに表現されています。

新田次郎の山岳小説に影響されて、私もいつか山の文章を書いてみたいとぼんやりと考えるようになりました。

新田次郎が描く山岳小説の時代は、主に1970年代までです。

そのため、登山をめぐる社会情勢は現代とはやや異なります。

たとえば、「山ガール」という言葉は、作中では見当たりません。(「女流登山家」という言葉は『銀嶺の人』に出てきたかな)

また現代では、SNSの普及によって山岳会や大学山岳部以外の新しい登山コミュニティも生まれています。

最近は、キャンプブームが起こり、より多くの人が自然を求め山に出かけています。

山と人との関わりが一層強くなっている現代で、改めて山を描くことは面白ろそうだなと思います。

山は大きく変わっていない一方で、山に登る人々の立場や社会は大きく変化していると思います。

現代社会における山と山をめぐる人間模様を描くことで、現代人はなぜ山に登るのかを問いてみたいですね。

しかし、山の文章を書くにはまだまだ山の知識が足りませんし、

自然を描く豊かな語彙がありません。そして、何より登山経験が乏しいです。

本を読む。山に登る。文章を書く。

基本的なことですが、続けていきたいと思います。

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