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木組みの家

こんにちは。木のいえ設計室くわくわの巻 京子です。

関東でのお仕事をしていた時、関わらせていただいた住宅には、地元の木材を使用していました。山を守りたい仲間たちと活動していました。埼玉や東京の山の木を使うことで、地産地消を住宅にも生かすことができる、と考えていたからでした。

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オーナーさんご家族と一緒に山に入り、大木を伐採する場面に立ち会っていただいたり、製材所でどのように木材が作られていくのかを見ていただいたり。どーーん!!と倒れる木の音を体感する子どもたちは、目を見開いていました。新しい家のどこかに、この山の木が使われている、という感覚を小さな心に少しでも残してほしい、と願っていました。森の空気、鳥の声、虫たち、木漏れ日、どれもきっと記憶に残してくれたのでは、と思います。

伐り旬の杉材をを多用する板倉の家は、住む人だけではなく、山の仕事をする方にとってもメリットの大きな構法です。

筑波大学名誉教授の安藤邦廣さんが提唱していた板倉の家づくりです。日本の気候に適している杉の板を重ねる、伝統的なこの構造は、地震にも粘り強い。5年前の熊本地震の際にも、その強さを実証できました。住宅の室内は清浄な空気に満たされます。

熊本で始まったプロジェクト、「木組みの家づくりの会」は、熊本五木村が主体となり、伐り旬の五木村の杉材を使った、板倉の家づくりを勧めていこうというものです。五木村森林組合、五木村役場、工務店、大工衆、設計者が協力して、熊本に板倉の家づくりを進めていくものです。

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木のいえ設計室くわくわもメンバーの一人として参加しています。

8月から始まる、木の家のセミナー。

木のいえ設計室くわくわは、シックハウスをテーマにしたセミナーを担当いたします。10月の予定です。詳細が決まりましたら、またこのブログでお知らせします。

住宅室内環境は、ご家族の健康面、精神面でとても大事です。

無垢の木、漆喰、紙、ガラス、土、石。 美しい無垢の家には欠かせない素材ばかりです。

暮らしやすさ、温熱環境、素敵な空間。

板倉の家作りは木のいえ設計室くわくわにご相談ください。


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