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リフォームは自分で! #3

こんにちは。木のいえ設計室くわくわの巻京子です。

せっかく暖かくなってきたのに、家にいることが多くなった昨今。この機会に、気になっている家のリフォームしてみませんか?

私は、関東ではこれまで賃貸の内装を自由に変えても良いという家に住んでいたので、思うように変えることができました。これはとてもラッキーなことです。普通の家、アパート、マンションではなかなかそれは難しいかもしれません。

そんな場所でもできる、簡単な快適空間を作る方法をいくつかご紹介したいと思います。

●アパート、マンションを快適空間に変えたい。

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1)娘が独り立ちした時に借りた部屋。空気があまりよくないと感じたので、無垢の杉板を購入し、壁に立てかけて並べました。一部をタンスなどで抑えると、倒れることはありません。ビニールクロスの部屋が一変。杉のかおりが漂うだけではなく、見た目もやさしい空間になりました。

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2)ベニヤのフローリングは冷たいだけではなく、空気質にも影響を与えます。使用されている接着剤が、どうしても揮発してしまうからです。釘を打つことなく、敷くタイプの木製のタイル状のものもあります。これを敷くだけで、足に柔らかく暖かい床が出来上がります。お部屋を返す時、撤去して再利用も可能です。

●古い家を快適空間に変えたい。

1)購入した家、または賃貸でも自由にリフォームしても良い家の場合には、自分らしくリフォームすることが自由にできるので嬉しいですね。後者はとても珍しい条件だと思いますが。

所沢で事務所を開いていた時、自分で施工したのは、天井の塗装、壁を漆喰塗り、床を張りました。楽しかったのは、プリント合板の扉に、好みの紙を貼って良い雰囲気にすることでした。

くわくわの設計する家には絶対に使用しないプリント合板の扉。あっという間に変わります。

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用意する物                              コンニャク糊                             塗装用ローラー                            表具用ブラシ                             カッター                               少し厚みのある紙  

塗装する時に使うトレーに、コンニャク糊を水で溶いて注ぎます。汚れないように新聞紙など敷いてくださいね。

糊をローラーにつけて、厚めの紙(裏側に)に均等になるようにつけていきます。

糊のついた紙を扉の下側から位置を決めて貼り付けます。幅の広いブラシで紙の上を擦り付けて空気を逃します。

乾いてから、余分な紙をカッターで切り取ります。(濡れていると、和紙などは繊維があるので綺麗に仕上がりません。)

P1030756のコピー

金具の部分は、はじめに外しておいても良いし、道具がなければ、その部分を丁寧に切り取っても良いかもしれません。私は友人のアイアンの作品を取り付けました。

壁紙も同じように自分で貼ることができます。襖はもう少し手間がかかるので私は現状の襖の上から貼ってしまいました。こちらは紙が少し薄かったので、下の模様が見えてしまいました。自宅だから、ま、オーケーということで。

*コンニャク糊=コンニャクの粉を水で溶いて煮詰めて作ります。自然素材のクロス用糊でも大丈夫です。詳しいことをお知りになりたい方は↓サイトからお問い合わせください。


            木のいえ設計室くわくわ


                         

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