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教育の質保証を一つの文脈で捉え直す

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いまさら聞けない教育の質保証に関する基本。新任教務課の方必見。
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教学マネジメントに関する各種取り組みを体系的に整理する際に基本方針としていること

 教学マネジメント(=「教育の質保証」を行うための取り組み)に関する各種取り組みを体系的に整理する際に基本方針としていることは次の5つです。 1.情報の発信元が文部科学省であっても、文部科学省の政策に反対の立場の方のお話であっても、 学生を育てるために練られた手法であれば、特別な教育理論などにこだわりを持たずに取り入れる。  2.学生を育てるために提唱される手法には必ず真実が含まれることを信じて、全てが対立せず、統合されていくよう、各取り組みを体系的に位置付けていく。

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教育の質保証を一つの文脈でとらえ直す

3つのポリシーの一体的策定だけでなく、IR室の設置、計画的なFD/SD、授業アンケートの活用、シラバスの授業計画化、学生の学修時間や学修行動の把握など、実施すべき「教育の質保証」の取り組みは、上げ始めるときりがありません。  多くの学校をお手伝いする中で感じるのは、「教育の質保証」の取り組みは、個々別々に実施しても効果が上がりにくく、全体を一つの文脈でとらえなおし、1つ1つの取り組みの狙いを組織で共有すると成果が上がり始めるということです。狙いを共有できた学校では、様々な取り組みがかみ合うようになり、教職員の方々が学校が良くなっていく手応えを感じはじめています。  本動画では、「全体を一つの文脈で捉えなおす」とはどういう事か、近年の高等教育政策を俯瞰しながら、教育の質保証に関する各種取り組みを体系的に整理します。