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ペール缶と一斗缶の選択

簡単に作れる野外用の缶型ロケットストーブ。燃料が木の枝や建築廃材など環境面でも優れていて、作ってみたい!と思う人がこの数年で増えてきたように感じてます。
ストーブ本体によく使われている缶は主に丸いペール缶と四角い一斗缶で、どっちで作ったらいいのか?と迷ってる方がいらっしゃるかもしれません。
そこで、これまでの経験をもとにそれぞれの特徴をまとめてみました。

【ペール缶】
・一斗缶より丈夫で耐久性に勝る。硬いので加工しにくい。
・ガソリンスタンドで空の缶を譲ってもらえる場合もあるが、たいがい中身はオイルで拭き取りが面倒・・・。
・曲面である側面は加工作業に慣れてないと加工しにくい。怪我しやすい。
・側面にダクト管を通す穴を開けるが、きれいな円状に開けるのはやや難しい=ペール缶とダクト管の間の隙間が大きくなりやすい。パーライトを管の中に詰める場合、隙間が大きいとこぼれてくる。

【一斗缶】
・ペール缶より軽い。
・ペール缶より軟らかいので、加工しやすい。耐久性に劣る。
・ペール缶と比べると、リサイクル缶を入手しにくい。
・全面が平面なので加工しやすい。

上記はあくまで個人的意見です。最近は一斗缶で開発することが多くなってきました。理由は、
・初めての人でも加工しやすい←焔のある暮らしを普及させたいから!
・異なるタイプのストーブを合体して使ったり、オプションを取り付ける場合、平面のほうが設計や製作が楽。
・ストーブの中に取り付ける部品を加工しやすい。一斗缶は横から見て長方形だけど、ペール缶は上面より底面が少し狭い台形になっている。※一般的なロケットストーブを作る場合は、部品加工不要なので関係ありません。
・ペール缶より劣る耐久性を発想で、ある程度カバーできる。
・車に複数積み込むので、四角いほうが積み込みやすい。とはいえ、段ボールに入れてますけど(笑)

だいたい、こんな感じです。
初めて作る方には一斗缶をお勧めします。リサイクル缶を入手できない場合はホームセンターやネットで買えます。ペール缶もね!

ぜひ、トライしてみてください🔨

最近の加工画像です。ほぼ隙間なし!

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素晴らしい!
クスッ♪

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