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個人的に気になったXR関連ニュース(2021年6月第1週)

※5/30~6/5。下に行くほど古い記事になります。

KADOKAWAのオンライン展示会「異世界みゅーじあむ」スタート

 KADOKAWAのIPを活用したオンライン展示会。第一弾は『オーバーロード』です。会場としてVRChat(VR)、HoloModels(スマートフォン)、DOOR(Webブラウザ)を用意するなど、マルチデバイス対応にも力を入れているっぽいです。ぶっちゃけスマホもDOORでいいのだけど、そこはGugenkaもパートナーに入っているということで。

空き家総研VRラボの「MocapForAll」、6月初旬発売決定

 「MocapForAll」は2台のカメラとPCがあればモーションキャプチャ―ができるというソフトウェアです。カメラはスマホのカメラやWebカメラでもいいようなので、これでまたフルボディトラッキングのハードルが下がりそうです。価格は税込9999円、BOOTHの販売ページも準備中です。

サムスンのバーチャルヒューマン「Sam」がかわいい件

 いわゆるバーチャルヒューマン、バーチャルビーイングというやつです。ほどよくキャラクター化されていてバランスがいいですね。

Magic Leap、次世代ARヘッドセット向けSoC開発でAMDと提携

 Magic Leap 1のSoCはNVIDIAのParker(Tegraの系譜)を採用しているので、NVIDIAからAMDに鞍替えか、というところがひとつの注目ポイント。そしてもうひとつの注目ポイントは、XRデバイスのSoCで圧倒的シェアをほこるQualcommのSoCを次世代機でも採用しなさそう、というところでしょうか。

NVIDIA、新たにGPU「RTX 3080 Ti」「RTX 3070 Ti」を発表

 オンラインで現在開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2021」にて発表。NVIDIA公式サイトによれば3080 Tiが17万5,800円~3070 Tiが8万9,980円~とのこと。PCVRにおいても重要なGPUですが、半導体供給不足の折、はたして入手難易度はどのくらいか、そして価格はどこまで公式発表に近いものになるのか注目です。転売はいうまでもなく、この状況だと小売店の時点で価格を上乗せしてきそうな気もします。

おめがシスターズ、スマホゲーム『メダロットS』とコラボ

 個人的に好きなVTuber、「おめシス」ことおめがシスターズがスマホゲー『メダロットS』とコラボ。正直どこに需要があるのかわからない組み合わせですが、意外なシナジーが生まれることに期待しましょう。アプリを提供しているイマジニアに企画意図を聞いてみたくもありますが……。

バーチャル空間「oVice」のoVice、1.5億円の資金調達

 少し前の情報ですが。
 同社が提供するバーチャル空間「oVice」は空間オーディオ(Spatial Audio)にフォーカスしたバーチャル空間サービス。見た目と機能は『セカンドライフ』を手がけたフィリップ・ローズデールが今取り組んでいる『High Fedelity』にかなり近しいものがあります(当初High FedelityはVRヘッドセットを利用したVR空間サービスを指向していたものの、ピボットして今の形になっています)。
 そしてこのoViceですが、製品紹介を見る限り、リモートワークによるコミュニケーション不足を補うバーチャルオフィスとして利用できそうです。コロナ禍におけるリモートワーク普及を追いかける形で「常時接続型音声SNS」の需要が高まっているように感じますが、そのニーズにはマッチしていそうです。


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