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個人的に気になったXR関連ニュース(2022年4月第3週)

※2022/4/17~4/23。下に行くほど古い記事になります。

VRChat、「Avatar Dynamics」を正式実装

 2022年3月からベータ版が展開していた「Avatar Dynamics」が正式実装されました。機能の核となるPhysBonesにネイティブ対応したアバターがこれから本格的に出てくると思うので、アバターマーケット市場もまた盛り上がりそうな気がします。

MESON、XR開発システム「GAUGUIN」を発表

 プレスリリースを読む限り、「国産のNiantic Lightship」な印象を持ちました。イベントテンプレートがあるぶん、Lightshipほどの「ゴリゴリの開発者向け」感はありませんが。

 これまでのMESONはどちらかというとARデベロッパーなイメージでしたが、GIBSONや今回のGAUGUINを見るに、プラットフォーマーになろうという雰囲気が感じられます。

バーチャルシティコンソーシアム、「バーチャルシティガイドライン ver.1」を公開

 KDDIからもプレスリリースが出ていますが、サムネの見栄えがいいので渋谷未来デザインのプレスリリースを。

 今回発表されたのは、2021年11月に発足した「バーチャルシティコンソーシアム」によるメタバースのガイドライン。PDFも公開されています。

 ここでいう「メタバース」はコンソーシアム参画企業・団体が定義するものなので範囲が限定的な部分もありますが、それゆえにこれまで語られてきたふわっとした“メタバース”よりも地に足が着いた感はあります。今後の議論の叩き台にするのにも良さそうなので、興味がある人は一読しておくことをおすすめします。

Metaの新作VRゲーム発表会「Meta Quest Gaming Showcase」開催

 今年で2回目。前回はカプコン自身が先行発表していた『バイオハザード4』が注目タイトルだった気がしますが、今回の目玉は『ゴーストバスターズVR(仮)』でしょうか。他だと『NFL PRO ERA』は本家アメリカではかなり売れそう……。あと、昨年秋に発表された『Grand Theft Auto: San Andreas VR』の続報がなかったのは残念かも。

 日本からは『RUINSMAGUS』がエントリーしていて、日本勢としてはやはり気になるところです。

Alche、エンタメ特化のメタバース構築基盤「stellla」を提供開始

 メタバースを謳っていますが、実態としてはいわゆる「バーチャルプロダクション」の類かと。開発エンジンにUnityではなくUnreal Engineを採用しているところが競合との差別化ポイントのひとつかと。

VRトレーニングプラットフォームのStrivr、3,500万ドルの資金調達

 企業向けのVR研修プログラムやプロスポーツ団体向けVRトレーニングプログラムなど、VRトレーニングの分野では第一人者のStrivr。2020年3月以来の大型調達です。

3DクリエイティブツールのGravity Sketch、シリーズAで3,300万ドルの資金調達

 プロ仕様のVR 3Dモデリングツール「Gravity Sketch」、2021年1月からは個人向け利用は無料になりました。調達した資金は主にコラボ機能の強化に充てることが名言されています。

cluster、デスクトップ版・VR版で画面共有機能が利用可能に

 バージョン2.23から実装。バーチャル空間内の平均滞在時間延長に寄与しそうです。ワールド内に投影用のスクリーンが必要なため、ワールドクラフト機能で作成したバーチャル空間では利用できないようですが、今後実装されるといいなあと。

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