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もんたよしのり遺作発売へ

 1980年の大ヒット曲「ダンシング・オールナイト」でのハスキーな歌いっぷりを今でも思い出せる人も多いことかと思う。作者で歌手のもんたよしのりさんは惜しまれつつ2023年10月に亡くなった。
 もんたさんが生前残していた録音をもとにバンドメンバーが仕上げて完成した遺作『グッバイ ブラザー』(UICZー4661)が2024年2月28日(水)にユニバーサルミュージックから発売される。
 もんたさんの、「生きる意味」や「愛と自由」といったポジティブで熱いメッセージに満ち溢れたアルバムである。
 収録曲は全13曲。音楽活動の一方で長年にわたりバックパッカーとして電気も水道もない発展途上国を中心に世界を旅してきたもんたがアフリカで体験した光景が蘇る「草原のライオン」。
 シニア世代が自分らしく輝けるようにと自らをも鼓舞した「昭和生まれはシブトイデ!」、遺言ソングのような「Goodbye Brother」なども。
 またお別れの会となる追悼フィルムコンサートが2024年3月3日(日)、神戸新聞松方ホールで開かれる。午後4時開演予定。
 過去のコンサート映像に合わせて、もんたスペシャルバンド+が生演奏を行う予定。チケット発売日など詳細はもんたの公式ブログで公表される。
 シンガーソングライターもんたよしのりさんは大動脈解離のために2023年10月18日、亡くなった。72歳。兵庫県出身。


 発表では「あんなに元気でいつもパワフルだったもんたが、天国へ向かうなんて、今もまだ信じられない気持ちでいっぱいです。もんたとともに過ごした長い年月が、まるで走馬灯のように蘇ってきます」とあった。
 もんたさんは1971年、ソロ歌手としてデビューした。グループを結成すると、1980年「ダンシング・オールナイト」が大ヒット。また作曲家として西城秀樹さんの「ギャランドゥ」などを提供した。

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