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特別企画展「石ノ森と赤塚」

 マンガの聖地ともいえる「トキワ荘マンガミュージアム」(東京都豊島区南長崎3-9-22南長崎花咲公園内)で、2024年3月24日(日)まで特別企画展「ふたりの絆 石ノ森章太郎と赤塚不二夫」が開催中だ。
 石ノ森は「サイボーグ009」「仮面ライダー」などで知られるマンガ家で、一方の赤塚は「天才バカボン」「おそ松くん」などのギャグマンガで知られている。2人は1956(昭和31)年から61(昭和36)年までほぼ同じ時期にトキワ荘で生活を共にして、交流していた。


 当時売れっ子だった石ノ森を赤塚は手伝っていたという。しかし、子弟関係というのとは違っていたらしい。共同炊事場で二人は水浴びをしたり、赤塚が石ノ森の怪我や病気の心配をしたりといった関係だった。
 石ノ森と赤塚の出会い、彼らのトキワ荘での青春、切磋琢磨した仕事などに、直筆原稿、写真などでフォーカスしている。
 2人ともトキワ荘での青春時代が忘れられるわけもなく、赤塚は1970(昭和45)年、「トキワ荘物語」という作品を描き、石ノ森も同時期に赤塚と同じ題名、「トキワ荘物語」で彼も思い出をマンガにした。

ミュージアム前に再現された当時の電話ボックス


 

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