ミャンマー多民族祭り
ミャンマーの人たちが集った。東京都豊島区の池袋西口公園で2023年9月30日(土)から2日間の予定で始まった「ミャンマー多民族祭り」の初日は日本人も含む多くの人々でにぎわった。
「ミャンマーには主な民族が7つ。少数民族の数は130を超えます」とミャンマーの地図の前で男性が母国のことを説明した。
2021年2月に国軍によるクーデターが発生し、民主化プロセスは大打撃を受け、後退を余儀なくされた。会場のステージの前には横断幕が貼られ、ミャンマー語で「クーデターにみんなで勝利しましょう」とあった。
クーデターによって複雑化しているが、ミャンマーでは1948年の独立以降、自治権の拡大を求める少数民族と軍との間での内戦が続いている。クーデター後は民主派を応援する少数民族たちへの軍の攻撃が強化されている。イベントの収益は被害地域への支援に充てられる。
お祭りは昨年に引き続き2回目。
もち米を使ったスイーツ、ハイビスカスのつぼみの砂糖漬けやイチジクの椰子砂糖漬け、バナナやココナッツが入ったちまきや麺料理などのグルメも紹介されており、その場で食べることも可能だ。
柑橘系の「タナカ」の木をすりつぶしたものを使う天然の化粧品も展示されており、客も頬に化粧してもらう体験コーナーもある。
「タナカ」は日焼け止めにもなる。ミャンマーの巻きスカート「ロンジー」とともにお土産として人気があるという。
また、ステージ上では挨拶に続いて、歌や踊りのパフォーマンスが繰り広げられ、多くの人がカメラを手に集まった。
明日(10月1日)は最終日。午前11時に開会あいさつ。その後、民族伝統音楽、舞踊などが続き、夕方には民族衣装のファッション・ショーやバンドによる演奏が予定されている。
入場は無料。
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