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推しに会った話

文芸フリマというイベントで、推しというか大好きな作家さんに会いに行った。

noteだったら誰でも知ってんじゃね!?と勝手に思っている岸田奈美氏だ。
キナリ★マガジンを購読し、岸田団の団員でもある猫川はガチガチに緊張していた。

同人絡みのリプライや個人HPのコメント以外で、ファンレターなど書いたことがないが、なにかせずにいられない気持ちになり不慣れな手紙をしたため、それだけでは気持ちが収まらず差し入れなんぞも購入した。
珍しくて美味しいもの。きっと食べたことがないであろうもの。それでいてイベントの空気に合う仰々しくないもの…。

マンハッタンや…!!

マンハッタンとは福岡に本社があるリョーユーパンの菓子パンだ。
福岡県民にはお馴染みのハイカロリーパンだが、どうやら九州外ではお目にかかれないらしい。
マンハッタンや!!
ということで、2軒ほどコンビニをハシゴしマンハッタン2つとじゃがりこ九州しょうゆ味を用意した。
マンハッタンの1つは、一緒に来られるマネージャー武田さんへの差し入れだ。

推し、すなわち好きな人を想う時間は幸せだ。
終始胸がいっぱいだった。
もちろん、推し活というのは幸せだけじゃない。
想いが強火すぎて火傷するときもある。
特にわたしが大好きな仮面ライダー絡みなど、ストーリー展開によってはお葬式になることもよくある。(好きなキャラがことごとく死ぬという業を背負っている人もいる)

奈美ちゃんのエッセイでしんどくなる時ももちろんある。
情感溢れるタッチであるというのもあるが、わたしが感情移入しすぎてしまうのだ。
でも、彼女のエッセイというか言葉は、最終的にカラッと爽やかな風を吹かせる。
彼女はエネルギーの使い方というか、人生の舵取りが上手いのではないかと思う。
ポジティブなエネルギーもネガティブなエネルギーもユーモアとパワーで良い向きに進めるように舵を切る。

もうひとつ、実際に会ってお話をさせていただいて感じたのが、人を愛する力と愛される力に溢れているということ。
エッセイを読んでいると、彼女はただポジティブ100%な人ではないということは分かる。
落ち込んでも凹んでも進んでいくチカラは、きっと魅力と呼ぶに相応しいものだ。
「あなたも大丈夫だよ」と勇気と愛を紙吹雪のように振り撒いているようだ。武田さんともお話をさせていただいたけれど、やっぱり愛に溢れていた。

ありがとう。
沢山言葉の愛を振り撒いてくれて。
つらくてしんどいこともいっぱいあるし、自分のこと嫌になる日もきっとゼロにはならんけど、あなたがいると元気が出るよ。

今日はガラポンの参加賞がなくなっちゃったそうで、代わりに似顔絵を描いてくださった。
すんごく可愛くて、嬉しかった!
ビューラー炙ってまつ毛あげといてよかった!

惜しむらくは、今日はブラデリスニューヨークの下着ですよ!という小話を披露出来なかったことと、舞い上がりすぎてキーホルダーを買い忘れたこと、チャリで爆速していったのに髪を整えずに写真を撮ってしまったことだ。
可愛らしい奈美ちゃんの横でボサボサ頭で満面の笑みのわたしがフォルダーの中にいる。

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