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しあわせな記憶


「おうちごはん」

その言葉を聞いて思い出すのは



父方の祖父母と一緒に住んでいた頃

居間を占拠していたコタツを

祖父、祖母、叔父、そして、父、母、妹に私

7人が囲って食べていた晩御飯の風景。



皆、座る場所は決まっていた。


祖父はテレビに一番近い場所

叔父はその隣で

お誕生日席は妹の場所だった。

叔父の向かいに父、その隣が私。


祖母と母は晩御飯の準備で立ったり座ったり。


皆が食べ始めた頃、

母は妹の隣に、私の隣に祖母が座った。


お茶碗、お味噌汁、主菜のお皿は
それぞれの席へ。


テーブルの真ん中には

大皿に畑でとれたほうれん草のおひたしや、
祖母がつけた漬物なんかが並んでいた。


祖母の後ろには、大きな炊飯器が置いてあって

「おかわり」の声に 
祖母がご飯をよそってくれた。


春は山の畑で採れた、たけのこ料理

夏にはすいかをほおばった

秋になると栗を一緒にむいて

冬の楽しみはコタツに入って
どのみかんが美味しいか皆であてること。


そして、お正月には
祖母のつくった巻きずし、お雑煮におせちを囲み

「もう一個、餅いらへんか?」

そういって祖母がたくさん食べさせてくれた。



何を話していたかなんて覚えてはいない

朧げな記憶だけど


あったかい気持ちは今も残っている。



春夏秋冬 
季節を感じながら

皆で食卓を囲んでいたことが


本当に、しあわせな時間だった。




繋いでくれた命に感謝して。



 🐟


と、いうことで愛川真白さんの企画に
参加させていただきました!

おうちごはんの時間、好きだったなぁ、
これからも大事にしていきたい✨と

振り返るきっかけをいただき、
ありがとうございます!!

愛川さんの記事やTwitterは
おうちごはん楽しめるアイデア満載なので
これからも楽しみにしています♪♪


 最後になりましたが、

 愛川さん、
 10000スキおめでとうございます💐



数ある記事の中から読んでくださってありがとうございます♪ なにかお届けすることができたのなら、とっても嬉しいです!