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コロナ渦でのニュージーランド→日本への帰国 その1

とても久しぶりの投稿となりました。

最後に投稿してからいろいろとあり、少し疲れ切ってしまいなかなかかけませんでした。

タイトルの通り、今私は日本にいます。旦那さんはニュージーランドに残りました。今回の帰国が全然予想していたものではなかったので、いろいろなことが急ピッチに進み、あっという間に帰ってきたという感じです。

そしてコロナ渦ということもあり、いつもより大変でした。
私が帰国したのは9月の初めですが、その時点でコロナ渦での帰国がどんな感じだったか記録しておこうと思います。

コロナの中、帰国すると決めたのは8月の頭頃。
私の父親が体を壊し、少しですが命に関わるかもということで本当に急に帰国が決まりました。
正直言うと、帰国するべきかとても迷いました。帰国するとなると旦那さんを残して帰ることになるからです。今もニュージーランドは国境を閉ざしているため原則、一度国を出ると移民の私たちは簡単にはニュージーランドに帰れません。帰れたとしても、隔離施設の利用費用などに莫大なお金がかかります。そんな状況で帰国することで、今まで二人だったから成り立っていた生活を今後一人きりにして任せてしまうのは申し訳ない気持ちがありました。

そんな中で、帰国を後押ししてくれたのは旦那さんでした。やっぱり家族なんだし、このまま本当に万が一あった時にすぐに駆け付けられないのは後悔すると。早めに帰国して、そのときはすぐに親に会えるような状態にしておくのがベストだから帰りなさい。と言ってくれました。

一人で辛くなるのは本人だとわかっているのに、そう言葉をかけてくれたことに感謝して、帰国を決めました。

ということで、まず手配したのは飛行機のチケット。当時はオークランドから成田直行のものやシンガポールでの乗換便もいくつかありました。ただ、私はクライストチャーチに住んでおり、そして私の実家は愛知県のため、クライストチャーチ~セントレア着のもの(シンガポール乗り継ぎアリ)があるならそれで帰りたいと思っていました。

ただ大使館のホームページにはセントレア着の便がある情報が載っておらず、そうなるとクライストチャーチからオークランドへまず行って、目的地は東京か大阪着にして、そこから何とかして公共交通機関を使わずに愛知県に帰るというハードモードな帰国。それはいやだ!と思い、航空会社のチケットを探してみると、なんとクライストチャーチからシンガポール乗り継ぎのセントレア着のチケットを発見!

ということは、情報が載ってないだけ?と思い、クライストチャーチの領事館に電話をして聞いてみることにしました。領事館の方も初めは知らなかったようでしたが、調べてくれた結果チケットが売っているということはそれで帰れるでしょうということでした。

わ~!よかったということでチケットを購入。私はこのあと、何度か領事館の方に助けてもらいます。

さて、次は出発72時間以内に受ける必要のあるPCR検査。
海外で病院に行くって私はとても抵抗があったのですが、今回ばかりは行くしかない。でもどの病院で受ければよいのか分からず。
というのも、ただ普通のPCR検査を受ければいいわけでなく、日本政府指定の陰性証明書を発行してもらう必要があるため、帰国者用のPCR検査を受ける必要がありました。

調べてみると、家の近くに一つ検査を受けられる病院があったため、そこで予約することに。その前に陰性証明書のフォーマットを貰いに領事館へ行きました。領事館へ行くと申請書と、そのほか帰国に必要な情報を印刷して渡してくれました。その時に当時の時点でPCR 検査が受けられる病院のリストもくれました。
さらに、私が電話したことを覚えてくれたたようでセントレア着の便をもう一度調べておいてくれて本当に大丈夫ということを教えてくれました。
本当に親切( ;∀;)

私がPCR検査を受けた病院は予約も病院へ行き、検査を受けて、後日検査結果証明書を取りに行くという何ともめんどくさい方法でしたが、いただいた病院リストには、メールで予約できるところもあるみたいで、受けるなら簡単な方がいいと思いました。仕事をしてたら、3回病院に行くのも面倒だし。

私が受けた病院の予約は、受付で指定のフォーマットを埋めてチケットの情報を渡して、72時間以内に受けられるように手配してくれました。私的に、万が一も考えて、なるべく便が遅れても間に合うような時間を希望しておきました。ただ、予約がいっぱいだと希望通りにいかないので、帰国を決めたら早めにチケットを取って予約した方がいいと思います。そこの病院は検査専用のコンテナルームがあるらしく、当日は車で来るなら車で来てそのまま中で待っててくれれば呼びに行くから降りないでね。と言われました。そのため、予約時に車のナンバーを聞かれました。

とりあえず、チケットも取れて、病院も予約したし、あとは仕事を辞めて少しずつ準備しつつ少し観光して帰ろうかなーなんて考えていました。

そんなところで仕事を辞める最後の週、あと3日働いて終わりというところで突如ロックダウンが始まってしまいました。
3日くらいで終わるでしょう~、給与補助もらえるしラッキーとか思ってたら、全然伸びて、帰るまでロックダウン。予定してた観光はできなくなりました。(´;ω;`)

ロックダウン中に、予約をしていたPCR検査へ行くことに。
状況が状況なだけあって、病院につくと簡易的な検査場が外にあり、検査を受けに来ている人もいました。時間前に到着して車で待っていると、ナースさんが近づいてきました。案内してくれるのかなと思って、ドアを開けようとしたら、「ドアを開けないで!窓を開けてくれる?」と。

「あ、ごめんなさい。てっきり案内してくれるのかと」と言ったら、「いいのいいの、じゃあ名前教えて~」と簡単な情報確認をしました。さて、ここからコンテナルームにいくのかなと思ったら、「じゃあこのまま検査するー。マスクから鼻だけだして上向いてー」と言われて、あれ聞いてたのと違う!けど、ロックダウン中だからかなーと思っているうちに、検査は終わりました。「じゃあ、検査結果はメールするね!」と言われたので、「え?紙でくれないの?証明書必要なんだけど」といったら、「証明書添付してメールするから大丈夫よー」と。

いえ、大丈夫ではありません。私はそれをプリントアウトしなくてはならなくなる。家にプリンターはないし、ロックダウンで図書館も学校も閉まってるし。

とりあえず、おとなしく帰宅して、その翌日にはメールで陰性証明書が送られてきました。陰性証明の画面を見せればいいかなーとか考えたけど、調べてみるとやっぱり印刷して紙でもってこいってかいてあるんだよね。

書類の印刷どうしようかーと考えて、まず働いてた職場に頼んでみることに。聞いてみたら、たぶんできると思うからマネに聞いてみるよーと。
良かったーなんて思っていたら、ごめんインクがないからできない!と。
インクがないなら買えばいいじゃないか!でもロックダウンだから買えないよね。😂
でも、文房具やならできると教えてくれました。

おっけ。よかったよかった。と思って、文房具やとホームページ見たらオンラインからできそう!

チャレンジして、書類をアップロードさえすればできるのに、その書類がなぜか指定された形式でアップされない!何度やってもできない!
電話できいてみたら、「あーそれはなんでそうなるかちょっとわかんないや、ごめんね。」って。( ´∀` )

いや、ごめんねって今はいいよいいよーなんて言えないよ!(笑)
どうしようか―となった時に思い出しました。

もう何度かお世話になっている領事館の存在を。

ということで、申し訳なく思いながらも印刷させてくれないかお願いしたら、状況が状況だし時間もないと思うのでいいですよ。と!
領事館の方に本当に感謝!( ;∀;)

すぐに印刷してくださるということで、メールにファイルを添付して送っておいて、領事館へ取りに行きました。
取りに行くと、すぐに証明書をくれて、気を付けて帰国してくださいと気遣ってもらいました。本当にありがとうございました。

ということで、領事館の方の助けもあり、あとは帰国するだけ!

帰国までは、とにかく引きこもり生活でした。ロックダウンでも旦那さんは学校の授業があるので、授業の間は私は別の部屋へ。といってもベッドルーム以外はすべて共有なのであまり居場所はありませんでした。

向こうも、自分は勉強しているなか、私やほかのシェアメイトは働けず家いて、なのにお金をもらえるという状況でそんなことはしょうがないと分かりつつも羨ましい気持ちがやっぱりあるようで少しストレスだったよう。

私も2週間何もすることがないけれど、勉強している旦那さんを横目にだらだらすることに罪悪感を感じそれがストレスに。

これから、離れ離れになるのにお互いストレスが溜まってしまい、帰国までの2週間は心からは楽しめませんでした。泣

まあ、それもしょうがない!後々、あの時は大変だったねーとなるでしょう。

そして、あっという間に帰国当日の朝となりました。

帰国当日は、旦那さんが空港まで送ってくれました。
余裕をもって出発したのでだいぶ早く空港についてたのもあって、ギリギリまで一緒にいれるなあ、良かった。と思って入口に向かうと、エントランスの前で、お別れを惜しんでいるカップルがいたりして少ししんみり。
エントランスに入ろうとしたら、「二人とも飛行機乗るの?」と聞かれ、私だけだと答えると、「じゃあ、彼は中に入れないよ。」と言われました。

まじか。と思いながらとりあえず外に引き返す。
入口で見たカップルはまだ、お別れをしていました。
あーだから入口でこうしているのね。と納得。

チェックインだけして、検査する時間までおしゃべりなんてのんきなことはロックダウンのおかげでできませんでした。(´・ω・)

空港の建物入口で立ったままだらだらと少しおしゃべりをして、時間が来てじゃあ行くね。とお別れしました。

付き合っているときから何回か国際遠距離したけど、こうやってお別れするのは何回あっても慣れないものですね😂

しんみりししながらチェックインカウンターへ行くと、結構な列!

まあいつもこんなもんかなと思って待つけど、待っても待っても全然進まない!私が並び始めてから、一組終わるのになん十分もかかってる。私の乗ったシンガポール航空はたくさんの人が乗り継ぎをしてきっと母国へ帰るであろう人ばかりで、カウンターの係りの人も国ごとの入国条件をチェックするのに一苦労しているようでした。
そういえば、フライトの2日前くらいに航空会社から電話がかかってきて、準備が万全かチェックされました。
そのおかげか私はかなりスムーズに、たぶん並んでた人の誰もよりも早いと思う速さでチェックインを終えました👏

チェックインを終えるときに、空港の利用についての説明がありました。
空港は基本、必要最低限のスペース以外閉鎖していること、カフェは一つしか開いてない、そして最後に帰国用のコロナキットを貰いました。


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コーヒーくらいは飲みたいなと思ってさっそく一つしか開いていないカフェへ。人が少ないのはもちろん。いろんな場所が封鎖されていてなんか変な感じ。みんな暇そうにしていました。買い物もできずにただ待つだけ。

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出国の検査も、すぐには受けさせてもらえずフライトの時間が近くなってきたなと思ったらようやくどうぞーと通してくれて、保安検査と出国手続きをして、ゲートまで行くことができました。

そのあとゲートでもかなりギリギリまで待たされて、ようやく‼飛行機に乗れました。\(^o^)/

飛行機は、この状況下なのもあり人はほとんど乗っていませんでした。
ということで、横に並ぶ3席をなんとも贅沢に使わせていただきました☆

飛行機で横に寝っ転がりながら映画見るなんて最高!!
しかも人が少ないから、サービスも心なしか手厚い気がしました。わーい

といえども、長時間のフライトはやっぱりきつくて、乗り継ぎのチャンギ空港についたときはやっと着いたー!という感じでした。

・・・その2へ続く・・・


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