しまなみロマンスポルノ’18~Deep Breath~

人生初ライヴがポルノグラフィティの7th LIVE CIRCUIT“SWITCH”

2005年なので13年前にもなる。
中学生だった私は仮病で早退した。学校を終えてから会場までは距離があり開演に間に合わないからだ。
それに学校よりも大切なものが世の中にはあることをわかってほしい(?)
もちろん、親には黙って準備で帰宅したので怒られたが会場まで送迎してくれた。そのおかげで計算が狂い早く着きすぎたのもいい思い出。

この日のことは一生、忘れられない。ライヴ自体が初めてだったこともあったけれどCDの声が、Mステで歌っている人が目の前で歌い、生で聴けることが鳥肌ものだった。ファンになり3年間、毎日聴きつづけて憧れの歌手を目の前にすると嬉しさのあまり涙がでた。

という時を経て完全に虜になり、通算15回のライヴに参戦していた。意外と少ないと思ったけれど遠征ライヴはほぼしていないのでこういう回数になるのは、まぁ納得。いろんな歌手のライヴにいっているけれどポルノは別格で楽しいと思っている(色眼鏡?)


しまなみロマポル18~Deep Breath~参戦レポート

今回はデビュー19周年記念日なので数年ぶりに遠征した。
広島の新尾道という福岡から新幹線で2時間半かけて着く場所だ。私はグッズもフードエリアもすべて満喫したいので10時くらいには会場に着いた。ちなみに開演は14時。もう人がわんさかいた。遅かった…と思ったけど時刻選択できない格安プランバリ得こだま号で来たのでしょうがない。なんと博多⇔広島往復で5800円なのだから文句は言えまい。


そして、雨。雨模様なのはわかりきっていたので雨対策は完璧。

帽子をかぶりレインコートをかぶりクリップで留めレインブーツ…完璧すぎる!

通行人が着ていなのは今来たばかりで私の交換が早く浮かれているわけではないよ。

グッズはあらかじめ通販で購入ができるけど、そこまで欲しい物もないし実物を見てから買いたいので真っ先にグッズエリアに並ぶ。1時間半弱待った。正直、ポルノのグッズは惹かれるものがなく購入することがあまりない。今回は実用的なステンレスボトルや食料品があったので買った。地元広島ということでコラボ商品があり魅力的。
広島が一丸となり歓迎されていてファンとして嬉しかった。


グッズエリアは屋根付きエリアだったので濡れずに済んだけれどフードエリアが土でぐちゃぐちゃのドロドロ。レインブーツを履いていないと歩けないほど悲惨だった。ここでも長蛇の列で尾道お好み焼きを40分ほど並び購入し食べた。美味しい…うまっ!
正直、広島焼きとの違いがわからなかったけど。

会場の入りに戻り写真撮影をした。
ポルノの二人と撮っちゃった(照)年齢なんて関係ない。



他もいろいろ撮影したかったけど、ここにきてすでに疲弊している。雨のせいで前日よりも温度が6度ほど下がり寒さに体力を奪われていたうえに何より会場が広い。広すぎて移動が大変だった。
座る場所もないので12時半には会場入りして座っていた。開演は押し30分遅れの14時半スタート。体が冷え切って疲れ眠くなっていたので、ここの2時間は記憶がまったくない。あ、西城秀樹さんのYMCAは全力で踊った、超楽しかった(笑)

そんなこんなで始まった。私の座席B2。

一曲ずつ振り返ってみる。


M01 キング&クイーン
なるほど、この曲からね。昭仁さんの声は絶好調だった。マジで喉から音源。

※「ワールドグランドチャンピオンズカップ」テーマ曲(2017年)

M02 ワン・ウーマン・ショー〜甘い幻〜
しんみりなバラード。2曲目に歌うの?!という衝撃を感じつつ少し笑った。新幹線で久しぶりに聴いていたからまさか歌ったりして(笑)なんて思っていた矢先だったので妙にうれしかった。まぁファン受けは悪い歌だけど私は好き。

M03 瞬く星の下で
これは少しアップテンポ。久しぶりにライヴで聴くなーと思いつつ、もしかしてポジティブな選曲?と思い始めた。ポルノは最近、ネガティブな曲が少なくてちょっと寂しい思いがある。

※アニメ「マギ」オープニングテーマ(2013年)

M04 ワンモアタイム
この辺りで今まで発売してきたシングルを3つ飛ばしで歌っていますと解説MCが入った。なるほど、と思いつつもアポロで絶対締めはくるから~と曲の予想がついてしまいちょっと萎えた。ファンクラブ限定ライヴの時もそうだったけど、昭仁さんはMCでネタバレを悪気もなく言う。「アルバム曲順そのままやりま~~~す!」って数曲歌った後にMCで言ったことがあった。おいおい、自らいうなよ!それに気づかせて…と皆思ったに違いない。ちょっと萎えつつもワンモアタイムで盛り上がる。

※情報番組「スッキリ!!」エンディングテーマ(2011年9月)

M05 アニマロッサ
懐かしい!!!いや、そんなことないけど久しぶりな気がした。アップテンポが続くと楽しい。スクリーンの漫画風映像がいい味出てた。なんで漫画風かと思っていたけどBLEACH主題歌だったからかな?すでに腕もびしょびしょで寒さを感じなくなっていた。

※アニメ「BLEACH」オープニングテーマ(2009年)

M06 ギフト
発売してからしょっちゅう歌っているギフト。元気づけられるナンバーでポルノはお気に入りかな。私は元気がないときにはポジティブすぎるがゆえに聴けなくて、元気な時に聴く曲。

※映画「フライング☆ラビッツ」主題歌(2008年)

M07 Winding Road
うわぁあああああああああああああああああああああああああああああ!
心の中で発狂した、ちょっと声に出ていたけど他のみんなも出ているから問題なし。懐かしい、切なくてしんみりして好きなバラード。久しぶりだったと思う。歌い方がいい意味で変わっててバラード系は本当に素敵な歌い方になった。語彙力なさすぎるけど、心に響くような優しい歌い方になった。

※アニメ「天保異聞 妖奇士」エンディングテーマ(2006年)

M08 ROLL
うわぁああああああああああああああああああああああああああああ(2度目)
ネオメロがくると思っていたので不意打ちで切ない系ソングが続く。ROLLも久しぶりな気がする。大好きな曲。最後の大サビに入る前の“恐れてたんだ”で赤く照明が変化するのが定番になりつつあるけど何度見ても鳥肌もの。ポルノは照明演出がとても綺麗。私のボルテージ最高潮。

※CMソング「C1000タケダ ビタミンレモン」本人出演(2005年)

M09 愛が呼ぶほうへ
はぁああああああああああああああああああああああああああああああ泣
ファンになった曲。CDはボロボロ。3つ飛ばしだから順番でくるのはわかっていたけど全然計算していないので泣いた。しかも、いい感じに雨も降っているから“償う人の背に降り続く雨~♪”で昭仁さんが微笑みながら空を指さして無事に涙腺崩壊。何度も言うけど今の歌い方がバラードに適している。というか“バラードで変えている”のがいいって意味。感極まり息するのがきつかった。19年のお誕生日に聴けて満足。

※ドラマ「末っ子長男姉三人」主題歌(2003年)このドラマを見て聴いてファンになった。

M10 Mugen
うぉおーおーおーーうぉおおおおおおお~!ライヴで楽しい曲。久しぶりかな?いい感じに懐かしくなってきた。煽りで客席にマイクを向けウォウォ連呼するのが最高に楽しい。

※NHK放送「2002 FIFAワールドカップ」テーマソング(2002年)

M11 サボテン
雨が小雨ではなくなってきたけど、逆にいい演出をしていた。スクリーン上でも雨の演出をかけていたけど不要だったね。“どこに行くのこんな雨の中~♪”広島だよ、ライヴだよって心の中で突っ込んでた人いたと思う。

M12 アポロ
知らない人はいないと思いたいデビュー曲。ライヴでも割と歌うので久しくはなかった。広島弁バージョンを期待していたけれど、標準語バージョンだった。ちょっと残念。デビュー当時と変わらない声量か、それ以上か。この曲から今日この日の19年目までやってこられたのが、本当に感慨深い。

※「ここがヘンだよ日本人』」タイアップ(発売後1999年以降)

M13 ブレス
最新シングル曲、ライヴで初披露。やっぱり新しい曲は良い。普段から聴いてはいるけれど新鮮で身体で感じられるのが心地よい。次は雨音がない静寂したところでちゃんとききたい。

※アニメ映画「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」主題歌(2018年)


M14 狼
初めてライヴで聴く気がするくらい久しぶりでレアな曲。演出で煙幕が焚かれメンバーがどこにいるかわからない状態に。メインステージからトロッコに乗り観客席の通路側へ左右別れて登場。
これが超近い!!!!通路側が近くトロッコが止まっているところから5列目だった。私の隣に大きなカメラがいたがお構いなしに声にならない声をだしタオルブンブン振り回す。振り回す曲じゃないのに振り回していたから、今思えば浮いていた気がする(照)やっぱり座席が近いと興奮もの。雨が降っていたのでフードをずっと被っていたけど、聞こえ方が全く違うので途中から脱いでいた。もうびしょびしょ。

※アゲハ蝶のカップリング

M15 Century Lovers
この曲はポルノの定番といっていいほどノリノリなナンバー。客席の煽りの“FuFu”がライヴに来た感を味わえる。この時に「広島県民」「愛媛県民」「岡山県民」だけピックアップし“FuFu”確認してたけれど災害が酷かった地域を確認していたのかな?私はその他の県民FuFuに参加した。途中から晴一さんがこちらの方にトロッコで移動してきた。うーん、普段見れないギターを見る。割と早い段階でトロッコが動き出したのか晴一さん驚いてよろめいてた(笑)(雨が降って床が滑るから危ない)確か数年前の野外ライヴ、惑ワ不の森でもあった演出。座席がメインステージから遠くても近くで見れるのでいいファンサービスだと思う。野外ライヴの醍醐味かな?

M16 ミュージック・アワー
ここからはメインステージに戻り広島県のゆるキャラたちがいた。これが意外と多くて可愛くて和んだうえに、もはやポルノを見ていなかった(笑)Mアワではサビで変な踊りをするのが定番でそれをゆるキャラたちもしていたのが微笑ましくて爆笑。短い手でタテタテ↓↓ヨコヨコ→→が愛らしかった。

※「ポカリスエット」CMソング(2000年)

M17 Aokage
ゆるキャラたちはゆっくり退場していった(ここも微笑ましく出口が渋滞)広島の因島、故郷の歌を昭仁さんが自ら撮影した映像で振り返り歌った。私は初めてライヴで聴いた(と思う)。青春が詰まった一曲。

※アルバム「雲をも掴む民」の収録曲

M18そらいろ
もう1曲、故郷を想い歌った曲。バラード調だからか、雨が降っているからなのか、地元で開催しているからか、デビュー19年目だからなのかわからないが泣けた。私も伊達に15年間もファンをやってきてはない。解散するかどうかそういうのも乗り越えて今までやってきてくれたことを見ているからこそ心に沁みる歌だった。

※アルバム「ポルノグラフィティ」の収録曲

M19 ハネウマライダー

いつの間にかライヴTシャツに着替えている二人・・・!ポルノはアンコール後に着替えて出てくるのが当たり前だと思っていた。(時間押していたのでアンコールカットぽいのでここからアンコール以降だと思われる)ハネウマ前に風船を飛ばす試みがあったけれど膨らます時間が短すぎて何とも言えない感じになっていた(苦笑)私は買うのを忘れていたので不参加()

さてさて、ファンじゃなくても馴染み深いであろうハネウマ。ライヴではサビでブンブンタオル回すのが定着している。屋内だと新品のタオルを回すと埃が凄まじくなるけれど野外だとブンブンしてもなにも問題ない。雨も降っているし最高。ハネウマではこれまた定番な歌詞を土地名や会場名に変更する儀式がある(?)「他の誰かと例えば君と」→「他の誰かといるお前らと-!」と言っていた気がする。もう興奮してはっきり覚えてない。ポルノでも定番の盛り上がりソング。

※「ポカリスエット」CMソング(2006年)

M20 アゲハ蝶
らーらーらーらーらーらー♪ちゃちゃちゃっちゃ(手拍子)この曲は客席歌うし手拍子しなきゃだし大変忙しい。ゆっくりたまには聴いてみたいものだが身体が勝手に反射するナンバー、みんな大好きアゲハ蝶。

ここからメインステージではなくちょうど中央の通路に城天をイメージしたセットが用意された。
城天とは大阪城公園ストリートライブらしくビール箱で作られた簡易ステージ。それを少し高めに再現したそうだ。私から正面だけど遠い正面になった。悔しい・・・。いつになったら最前列で見れるときがくるのか。


M21 ジレンマ
最後の一曲はお馴染みなジレンマ。あぁもうラスト一曲かぁと悲しくなりつつも最後の最後まで盛り上がる歌。これは跳んで跳んで振ったり3パターンに分けられたりして忙しい。でも最後なので振り絞るほどはっちゃけてしまう。

聴き終わって客席に手を振り始めたあたりで退場した。

最後にマイクを通さず客席に手を振りお礼を言って回るのが結構時間かかる(いい意味で)。それぞれの生声の一言も聞けなかったが、、、しょうがない。私は18時10分の新幹線に乗らねばいけなかった。終わりかけたのが17時過ぎ。会場からバス乗り場までが遠い。もうくったくった。


正直、いつものライヴ疲れではなく寒さと雨と移動による体力消耗をした一日だった。無事に間に合い私のしまなみロマンスポルノを終えた


今回のライヴを振り返り個人的に感じたこと

3つ飛ばしでシングルを戻る演出は懐かしさや成長を感じることができ良かったけれど、どうしても鬱なマイナスな曲を飛ばしているようにしか見えなかった。チケット代、グッズの収益を全額寄付という7月の豪雨へ完全にセットリストを変更していると感じた。いっそのこと∠RECEIVERを歌ってほしかった。あれは災害があって聴くからこそ価値があると私は思うし、避けるべき歌ではないと思う。被災していないから言えるのだろうけど心に来るものがある思う。

アルバム曲の一つで東北大地震の1年前に発売。

∠RECEIVER 歌詞抜粋

雨が家を沈め 波が町ごとさらった 奪った
大地は揺れて裂けた 人はうろたえるだけの無力さよ
小さきこの存在
(中略)
僕たちがコントロール出来ることはほんの少し
ほとんどの出来事には関われないとしても
この星の裏側でも僕たちの足元でも
起こりうる出来事から逃げないRECEIVERでいたい

あとは絶対歌うと信じ、聴きたかった曲はブレスのカップリングの“海月”だけ。そして歌わなかった。それだけが心残り。もうこの曲を何百回リピートしたかわからないくらい好きな曲。次のライヴで歌うといいな。


全体的には優しく定番な曲ばかりだったけれど故郷で開催できていることが心からうれしそうだった。お礼を何度も言っていたのが印象的だった。ファンの支えがないとやっていけないのでこれからもよろしくと…。19年間、迷いもあり進んで続けてくれたことがファンとしてはただ嬉しい限り。CD買ってTVで歌っている姿を見てライヴに行って生で聴けることだけで幸せで、私の15年間の糧なのだからこれからもずっとずっと応援するだろう。次の日の開催中止は残念だったけれど何かあってからでは遅いし命にはかえられない。自然の先は読めない、そして誰も悪くない。

20周年目の活動に期待をよせよう。

おまけ

完璧すぎた雨対策だったけど雨が浸透しステンレスボトルの箱が最悪な結果に。

中身が無事なので良しとする…(涙)


※6355文字しか書けなかった

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