遍路はいい色

おきてよ、おきて、
なお、おきて
呼んでもおきることはなかった
なおは亡くなっていた。
なおと一緒のおもかげを探して
歩こうと決心した純はほごねこのしろねこを飼うことにした。
それから一晩して直ぐになついたねこと、遍路を少しだけ歩いてみようとおもったが、、
一年前なつの暑さで照ってアスファルトからの照り返しが強い。
そう、ここ高知ではよさかいが始まっていた一緒に踊っていたチームは大学の踊り子でしりあったなおだった。
楽しかったねまた来年もおどれるといいねと、私は思い返してた。
今に戻り、いや以前の暮らしにもどりたい。
そうおもいながらも道を歩いたねこの
名前はまだない
少し疲れたところでVRゴーグルで過去の映像をみていた。
そこにうつってたのは、
おーい、純、ぼくだよぼくなおだよ。
わたしは涙が止まらなかった。
確か呼んでたのはわたしのほうじゃなかったかな?いいえ、もうなおはなくなった。私はゴーグルをリュックにいれてまた歩き始めた。
道行く人は親切だったバイトで貯めた分だけ進んでかえってこようと決めていた。
空を見るとお経が色即是色空即是色。
いまがごまぎょうの様だ少し休もう。
ねこは連れてきたのは失敗だったかな、ペットホテルさがそう。
そういえばあったかな、なければ引き返そうかな。あ、あそこに渡し船があるから、それだけ乗ってちょっとみて引き返そう。
結局日帰りで終わった。なおがいるそのお墓に手を合わせて、草を引いてかえってきた。
そうだ、このねこの名前をつけよう、
なおのことはそろそろ忘れないといけないし、このお遍路の格好も汚れた。
でも、わたしが純でねこは粋にしよう。純粋に純で粋な祭り、よさこい祭りの様に。
つづくかも

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