Redon

西洋絵画sceneで好きな画家は数名いるけれど。　ルドンが好き。

ルドンというと　神秘的な暗黒と光の対比が美しい石版画のimage・宗教画のイメージが一般的には強いかもしれない。

こちらの絵画とか有名かな。

ﾕｲｽﾏﾝｽの　”さかしま””　の装画

沼の花　人間の悲しげな顔

蜘蛛　　　もかわいい

ルドンの黒は悲観的に受ければ黒が深すぎて絶望を帯びて見うるかもしれないけれど、宇宙の闇と夜の暗さは暗闇に対する私達の恐れ。未知なるもの・虚無・死への嘆きと同時に探究。賛美ですらあるのだと、ルドンの黒からはそれらの解放を感じ受ける。

黒一色の世界と訣別する

黒一色の世界と訣別したルドンは。色彩を手にした。晩年のルドンが描く作品に。心奪われているのは私だけではないと思う。

目玉気球に乗って自由に　この世界を観測するのだ。

私も。黒を堪能し。色を解き放っていきたい。