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貴方のリアルと僕のリアル

前置き

この文章は脱輪さんのヒョーロン課題として書かれた文章です。
リンクを張る方法はまだちゃんと調べていないので省略します。

重たい内容も含みます。
心が元気じゃ無いときは読まないことをおすすめします。


僕について

僕は虐待サバイバーです。
物理的暴力なら、性的虐待ならば虐待だと子供の時に気づけたかもしれないし、他の人に助けてもらえたかもしれないけれど、
残念ながらわたしが受けていたのは母親からの精神的虐待だった。
心は物理的に他人に見せることが出来ないから、
どれだけぐちゃぐちゃにされていても他人に証明する手段は無い。

僕は5人兄弟の1番上で、
歳の離れた弟達の世話をさせられていた元ヤングケアラーです。
実年齢が子供のとき、わたしは弟達のお母さんをしていた。
精神が未熟で不安定な実の母親のケアもしていた。
わたしが子供で居られたのは学校に居るときと習い事をしているときだけ。

血のつながった父親はどんな人か知らない。
今の父親は下3人の弟妹の父親だ。
妹達の父親は出張の多い仕事をしていて家を空けることが多かった。

母親は支配的で依存的な人で、自分の影響の及ばない所へ自分の所有物だと思っている対象が行こうとするとものすごく攻撃してくる。

家族の外の人からはとてもよい家族だと思われていた。

幸いわたしは勉強は出来る方だったけど、
勉強が苦手な弟の1人は成績が悪いことによって母親に包丁をつきつけられて脅されているところを見たことがある。
勉強が出来ないと殺されそうになるんだ、とわたしは思っていた。

精神的ホームレス

まともな親がいて、まともな家庭で育った人には
心の中に立派な家があるのだろう。
どうしても困った時は親に助けを求めることが出来る。
帰る家がある。
少しくらいの地震でも台風でもすぐに壊れたりしない。

その心の家は心理的安全性というしっかりとした地盤の上に建っているだろうから
もし両親や家族がなくなり、一時的に心の家がなくなったとしても
結婚して新しい家族を作るなど、しっかりした地盤さえ残っていれば
新たな心の家を作ることも容易だろう。

心の家は、心理的安全性の地盤は、
幼い頃何か困った時に信頼できる人に正しく助けてもらう経験によって作り出される物である。

けがをした。
痛いと親に泣きつく。
痛かったね、手当てしてあげるね。
もう大丈夫だよ。
そういうことの繰り返しで作られていく。

わたしの場合は
転んで痛いと泣きつくとそんな小さな傷でおおげさに喚くなと怒られたり
病院につれてかれて、たいしたことないと医者が言っているのだから騒ぐなと言われた記憶がある。
わたしの辛い気持ちはケアしてもらえなかった。
心の地盤はぐちゃぐちゃで、心の家はそもそも親には建ててもらえなかった。
小雨程度でも心に帰る場所がないから雨宿りできなくてすぐに心の風邪を引く。

本題 サザエさんとチェーンソーマン

サザエさんは家族が中心人物となる国民的アニメで
チェーンソーマンのデンジくんは虐待されていた子をモデルとしているらしい

まともな家庭で育ってこられた人にとってはサザエさんはリアリティーのあるアニメなのだろう
デンジ君は変な子なのだろう

僕にとってはサザエさんこそファンタジーの世界だ。
あんなに仲のいい家族を僕は体験したことは無い。
でもデンジ君がマキマさんに魅力を感じてしまうのは僕にとってはとてもリアリティーがある。

アニメや映画などの創作物に感情移入出来るかどうかは、
その人の経験してきた体験によって変わるのではないかと僕は思う。
同じ作品を見ていても、違う人が見ればそれぞれは違う体験をして生きてきているのだから、
全く同じ感想を抱くことは理論上不可能だと僕は思う。
共感出来ていると本人は思っているかもしれないけれど…
本当に共感しているかどうかの証明を他人にすることは出来ない。
心を他人に見せることは出来ないから。

だからこそ他の人と物語の感想を話すのは楽しいのだと思う。
お互いが違う個体であるということを前提条件として話すことが出来るのならネ。
共感を一方的に求められるような話し合いモドキは僕はきらいだ。

僕はかつおの気持ちはよくわからない
テストで悪い点を取っても殺されそうにならず不安にならないのはすごいと思う。ファンタジーの世界だなぁ。
デンジ君にはすごく感情移入出来るけどね。

…というのが生きている世界が多くの人とは異なる変な人からの意見ですね。
変な人だから前提条件の説明がほとんどを占めてしまったから本題がとても短いのはお許しください。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今月のジユー課題の方も元気があればチャレンジしたいです。
そして、精神的ホームレスの僕がどうやってサバイバルしているのかもそのうち書く予定です。

ではでは。


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