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オアハカの民芸品

皆様、お久しぶりです!1年ぶりのnote…驚
2022年からずっと忙しく、noteを書く余裕もなくあっという間に年月が過ぎてしまいました。
インスタグラムでは表現しきれないメキシコの手仕事について書いてみたいと思います。

オアハカはメキシコの南部に位置しています。オアハカ市の中心部歴史地区とモンテアルバンは、ユネスコの世界文化遺産に認定されています。
昔ながらの伝統や風習が残っており、食文化、伝統行事、伝統工芸など歴史を感じることができます。また、気候も穏やかで、比較的治安もよいので、世界中から観光客が訪れます。

オアハカと言えば、死者の日、ゲラゲッツァ祭り、モーレやトラユーダ等のオアハカ料理、メスカル、そしてオアハカ民芸品ですね!
オアハカ民芸品と言っても、手仕事の幅は広く、手編みのカゴやバッグ(メルカドバッグもこの分類に入ります)、サンアントニーノやイスモで有名な手刺繍、オアハカウッドカービング、手織りの羊毛ラグ、各地で作られる陶器、ブリキ製品、多種多様な織物など、様々な分野の作品が作られています。Grandes Maestrosと呼ばれる巨匠が素晴らしい作品を生み出しています。
メルカドバッグは、耐久性があり使い勝手を重視され現代的に改良されたものですが、もともとはプレヒスパニック時代から受け継がれているパルマ織の技術から派生したものです。メルカドバッグの歴史は浅く、市場に出ているものは10-15年くらいのもので、その前は細いプラコードで作られた重くてかたい編みでしたが、日々改良されてきています。Oldタイプは今でもトラコルーラ村等では使われています。

メルカドバッグは質の良いものは、編みがしっかりしており耐久性も異なります。プラスチックの質にもよりますし、職人の技術にもよりますが、KUUでは一級品のみ扱っています。

市場で売っているセニョーラたちが作っているパルマのカゴを見ていると、受け継がれてきた伝統を感じます。動物やお花などデザインを施したパルマかご、日常で使われるものにちょっとした彩が加えられ、笑顔をもたらします。メキシコ人のずば抜けた色彩感覚とデザイン能力に感心させられてしまいます。また、手編みのパルマカゴは他ではあまりみられず、オアハカ特有の伝統工芸といえます。

だらだらと書いてしまいましたが、次回もオアハカ民芸品に焦点をあてて、気まぐれに書いてみたいと思います。


Kuu_oax オアハカより



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