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手回し焙煎器の魅力について

こんにちは。オンラインでコーヒー豆を販売しているクー珈琲のかばです。
今回は「手回し焙煎器の魅力」について、ご紹介します。

クー珈琲ではsandbox smart r2という電気式の焙煎器を使用しています。この焙煎器は浅煎りや中煎りは得意ですが、深煎りになると熱源のヒーターにコーヒー豆が当たって焦げやすくなります。
そのため、深煎りをするときは微妙な火加減が難しいです。深く焙煎すると焦げた豆が増えて、ハンドピックが大変です。

そこで、より深い焙煎を楽しめるように手回し式の焙煎器を買おうと思いました。
自分が目指す珈琲と似た焙煎をするコーヒー屋さんの焙煎器を調べてみると、ユニオンサンプルロースターを使っていることが多かったです。

この焙煎器は穴が空いているパンチングタイプのものと、穴のないタイプの2種類あります。穴が空いているとチャフが飛び散るので、穴のないタイプが良いなと思いました。

何より、穴がないことによって珈琲から出てくる蒸気がこもりやすく、火力を上げても焦げにくい仕様になっています(多分)。
手回し焙煎器とカセットコンロがあれば焙煎ができるのでお手軽ですね。

あと、手回し焙煎器は器具が壊れないのが良いですね。多くの珈琲焙煎器はいろんな電子装置がついています。ドラムを回すモーター、温度計測の温度計、換気のためのファンなどなど。
焙煎器は熱が加わるので電子機器との相性が悪く、煙や気化した油が多くてファンやドラムに汚れがたまりやすいです。こういったことから壊れやすいのが心配な点です。

事実、私の使っている電気式の焙煎器も一度電源がつかなくなって、修理になりました。高額な焙煎器は保証がついているので、基本的に安心ですが、修理を待つ間はコーヒー豆を焙煎できないのでお客様に迷惑をかけてしまいます。

そんなこともあって、手元に1つ手回しの焙煎器があれば安心ですね。温度計はキッチン用の温度計で大丈夫なので壊れても買い替えられます。掃除も楽です。
やっぱり古典的な器具の強さは手軽さと長持ちするところですね。

といっても、15分くらい手で回すのは大変。ということで私はモーター付きの焙煎器にしました。もしもモーターが故障したら自分で取り替えます(無理)。
もしも壊れたら潔く手回しにします。まずは理想の焙煎に近づけるかどうかです。

以上、手回し焙煎器の魅力でした。深煎りするなら手回し焙煎器はアリな選択肢です。
次回は「コピルアク」についてです。お楽しみに。


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