情報リテラシー論レポート10

11)苦戦する紙媒体と電子書籍

①SNS普及による、レポートへの影響
本でいちいち調べるよりも、スマホを使って調べた方が効率が良い、という意見が増えた今の世の中。ある大学はこの影響によりレポートの中身に変化が現れたと考えている。それは、意見に中身のないレポートが増えたことである。テーマについて必要な情報だけを調べ、ネットから引用し、コピペをする人が増えたのだという。それによって、今の学生たちは論理的な思考ができなくなってしまうと危惧している。しかし、同時に書店が全国から減少し始めているため、論理的な思考を得るためには読書に変わるものも見つけ出していかなくてはいけないだろうと思う。

②自費出版
誰でも簡単にPDFファイルから自費出版ができるサイトがある。Amazonではデータを送るだけで電子書籍のみならず紙の本までも出版することが可能で、コンビニに並べられたものもあるという。書店が減少する一方で、こういった新たなツールも誕生している。ただ、わざわざ足を運ばずとも自分の気に入る本のみを探し出せる通販サイトが普及したため、書店を利用する人が減ってしまったのだろう。

③紙媒体からデジタルへ
写真を撮るだけで文字を読み取り、データとして管理してくれるアプリが増えている。社会人や法人客の名刺を管理できるEightや、年賀状の住所録を作成できるカシャポなどがある。また、一冊100円で本をスキャンし、データへ変換してくれるサービスBOOKSCANも話題となっている。

ネットビジネスアナリスト 横田秀珠先生

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