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天邪鬼de独りよがり。

最初にお断りしておきます。
この日記では口悪いです。
誰かに向けて書いているのではなく全部自分に対して書いています。
なので大変読み苦しい日記になっているかと思います。
ご了承ください。

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それでも描きたい。

絵が好きなはずなのにどんどん描けなくなっていった。
頓に最近はみんな丁寧で優しい絵を描いている。
色合いも柔らかく、素敵な絵が五万とネットには溢れかえっている。

私はそんな丁寧に描かれた絵を見て漠然とした敗北感とか、嫉妬とか、そんなマイナスな感情を抱くようになった。

負のループにハマってとうとう私が描いても誰も気に留めない。
私なんて何の価値もない人間だと思うようにまでなってしまった。

描こうって気が起きるとすぐ瞬間的に「描いたところでお前の絵なんて誰も見やしない」って声が聞こえて、もう何も出来なくなった。

誰が見るんだよ。
誰が欲してるんだそんな絵。
お前だけだろ?
誰の心に残るわけでもないし、誰にも愛されやしない。
見てみろあの数字。
凄いよな。
お前にそんな力あるか?
あんなきれいな絵。
あんなに魅力的な絵。
お前に描けるか?

ぐるぐるぐるぐる。
ずっと頭の中に声が聞こえる。

そして、私は今日プツッと切れた。

描けねえよ!!!!
そんな絵!!!
うっせええ!!!

何で私は自分の出来ない事を無理やりやろうとしてるんだ。
昔から分かってた。
私は丁寧に描くのがとても苦手だ。
優しい絵も描けない。
かわいい絵も描けない。

今の風潮に合うような柔らかく優しいタッチの絵は、私の持ってるものとは全然違う。
180度違う方向。
それなのに今の優しさあふれるキラキラした絵を描こうと必死になって躍起になって失敗しては落ち込んで、それをかける人たちが羨ましくてどんどんどんどん絵が嫌いになっていった。

元々合ってないのに。

私は最近こう思う。

天邪鬼でいいや。

みんなが丁寧にきちんと細部まで綺麗に柔らかく可愛くキラキラ描けば描くほど私は天邪鬼になる。

誰が丁寧になんか描くか!
描きたいように描くんじゃ!

性格の捩り様がよくわかる。

私の性格はめんどくさくて捩りに捩じれて頑固で相当面倒くさい。
でも、こうじゃないと苦しくて仕方ない。

私は丁寧に絵が描ける人間じゃないのに全然向かない方向にみんなと同じになりたくて無理やり帆先を合わせていた。
自分の方向と全然違う方向に自分の中に流れる波に逆らって一生懸命同じ先を目指していた。

無理なんじゃーーーー!

それ、お前さんは持ってないものなんだよ気付け!

あ、そうだ。
向いてないんだ。
こういう要素は私の中に欠片もないんだった。

私は私の持ってるものを絵にすればいい。
私の本当は、とても寂しくてとても悲しくて卑しくて意地汚くてそれに極めつけはとても乱暴だ。
嫉妬と怒りと悲しみをいつも持ってる。
誰でもそれは持ってるかもしれない。

他の人はどうだか分からないが、私のそれは山火事みたいに濛々と燃え続けるもの。
昔から鎮火する気配は一向にない。

きっと同じ人もいると思う。
そういう人は何処かで何らかの形でその憂さを晴らしてる。

私にとってはそれが絵だと思う。
もう抑えるばかりは止めだ。
表に出さないからこそ絵で出さなくてどこで出すんだ。
家でもどこでもネットでも私はそういうものを出せない。
とても沸々と湧くものがあるのに、ため込むばかりだ。
今までの私はそういう思いすら絵に描けず、苦しい思いを自分でしていた。

馬鹿げた話かもしれないし、他人にとっては正直どうだっていい話だ。
でも自分にとってはとても大切で、そこに気づくまでこんなに時間が経ってしまった。

もう知らん。

丁寧だとか綺麗だとか知った事か。

自分のためとか誰のためとかなんか色々あるけど、そんなこと考えずにペンを持つ気があるならそれだけでいい。

と思うことにした。


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