手技療法はハイハイで

手技療法は「手」と付くので、手先に意識が行きがちです🖐👀

学ぶ時には講師の手つきに目が行きやすいですし、操作の時にも手先に感覚が集中してしまいやすいもの。
学習やはじめの段階では、それは仕方ないことかもしれないのですが、操作や触診は身体で行い、身体で感じることが理想だと思っています。

「手技療法はハイハイするように行う」と言ってもよいかもしれません。

ハイハイは手から動くのではなく、腕・体幹・脚の連動の結果、手が前に出て行きます。
そして地面が硬い・柔らかいなどの感覚は、手だけで感じるのではなく、腕・体幹・脚に伝わる抵抗感も含まれます。
まさに手技そのもの、というよりスポーツや演奏、作業における動きの基本です。

できれば最初から身体を使った操作から練習するのが理想ですが、仮に手先の動きの模倣から始めたとしても、いずれは身体から操作できるようにしたほうがよいでしょう。
もし身体を使うということがわからなければ、実際にハイハイをやってみて、自分がどのように身体を動かし、感じるのか観察してみてください。

習熟に伴って私の感覚では、
身体から手に「力を伝える」から「力が伝わる」に。
「通す・流す」という意識的なものから
「通る・流れる」ような自然に起こるという感覚に。
やがて、光の点滅のような「光って消える」という感覚、
現象の生滅を垣間見るような感覚を持つかもしれません。

そこまでやり込まなくてもまずは気楽にハイハイから。
そして大切なことは、ハイハイが出来るなら手技はできるはずですから、
焦らず安心して練習すればいいということです😄

5月5日「子供の日」に😊

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