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ベーシックインカム、難しいよね

ベーシックインカムを導入するとして、困ることってなんでしょう

こんにちは、くつばこ+のうたです。試験勉強って苦手な気がします。どこまでやったら終わりっていうのががないのが、すごい苦手です。終わりが見える期末レポートの方が好きですね。

☆ベーシックインカムとは?

ベーシックインカムについてこの前せんがnoteにしてましたね。せんからうたくんバージョンも見てみたいなという話があったので、今回書いてみることにしました。ということで、前回のせんのnoteに基本的なベーシックインカムって何っていう話が書いてあるので、そちらをご覧ください。簡単に言うと、国民ひとりひとりに最低限の生活を送るためのお金を渡してしまうという制度です。 

☆実際の支給額はいくらですか?

ベーシックインカムの考え方は、憲法の表現を借りると文化的で最低限度の生活を送るために、今存在する生活保護のような部分に当たる部分を全員に支給しようということです。実際にそんな際、財源はあるのでしょうか?当然、今の国家の歳入を考えると、無理があるのは分かりだと思います。だからこそ、ベーシックインカムを導入する際、月に7万円といったようなギリギリの額を狙ってくるイメージがあります。これでも、100兆円必要になりますからね。

☆税金の役割って何ですか?

ではまず税金の役割ってなんでしょう?簡単に言うと。富の再分配ですね。くつばこ+的に言えば、格差の是正をするためと言えるでしょう。少し経済学的な考えとして言うと、高収入な人からお金を取ったとしても、得られる満足の量はあまり減少しないのに対し、低収入な人にお金をあげると得られる満足の量は大きく上昇します。つまり、高所得者から低所得者に対してお金を分配することは、全体の満足の量を増やすのに貢献します。だから税金によって富の再分配を行うという理屈です。

☆税の徴収以外で富の再分配が行われない

ベーシックインカムは国民全員に同じだけの金額を渡すこととなっています。つまり歳出の面においては、富の再分配の役割を放棄することに繋がってしまいます。つまり歳入の部分だけで富の再分配を行う必要ができます。単純に考えると、今と同じだけの富の再分配を行うためには、2倍の歳入が必要になります。 つまり国がお金を今の2倍扱う必要があるということです。単純に少し無駄が多いように見えませんか?

☆病気になったら自己責任でいいですか?

基本的に100兆円などの大規模な予算が必要になります。つまり今までだったら病院にかかったとしても3割負担であったりとか、高額医療費になったら免除されるといったことはなくなります。でも、本当にそれで大丈夫ですか?もしかしたら明日事故にあっちゃうかもしれません。そうした時に、国民年金ぐらいのお金を渡されるだけで生活ができるでしょうか?もちろん無理なのは明白ですよね? しかし、ベーシックインカムの考え方では、たくさんお金が必要な人にたくさんのお金を渡すという考え方はありません。たくさんお金のある人からたくさんお金を取ることはできても、配るお金は一定額です。当然ですが、高額な医療費を負担できるほど、大きな額を全員に渡すことはできません。このあたりのことを考えてみると、ベーシックインカムの実現は難しいなあと思います。

ということで、今日はベーシックインカムについて少し考えてみました。僕もそんなにたくさんのことを知っているわけではありませんが、今の税金体系を少しずつ良くして行く方が現実的なのかなというふうに感じました。例えば900万円ぐらいの収入になると、一気に手当が受けられなくなってしまうなどとよく言われます。だからこそ800万円から900万円に上がっても可処分所得はほとんど増えない、そんな状況があるそうです。だとしたら、600万円から1000万円くらいの間で少しずつ減らしていくみたいな関数にすれば良いのではないでしょうか。所得は把握してるわけですし、そんなに難しくはない気がするんですけど…

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