車椅子の人は乗車拒否⁉

今日は車椅子で電車に乗ろうとしたら、乗車拒否された!っていうブログを紹介したいと思います。割と炎上した感じだったので、「見たよ」って人も多いとは思いますが、ちょっと考察的なことをしてみたので、よかったら読んでください。

こんにちは、くつばこ+のうたです。スギ花粉が収まってきて、花粉症のせいで目がかゆくてやってらんないっていう時期が少し過ぎたような気がします。ヒノキは個人的には幾分かマシなんですよね。

☆車椅子のせいで来宮駅に行けないかも

まずは記事を読んでほしいんですけど、さらっとまとめますね。熱海の隣、来宮駅は無人駅なのですが、階段しかない駅でした。そして、電動車椅子に乗った筆者が小田原駅で、来宮駅まで行きたいと言ったら、駅員4人を無人駅の来宮駅に集めることは難しいので、熱海駅までの輸送しかできないと言われました。けれども、最終的には熱海駅の駅長さんが駅員4人を連れて来宮駅で車椅子を運ぶ作業をしてくれたという話です。

☆無人駅&階段はしんどい

まず、このブログでも言われてますが、来宮駅は無人駅かつ、階段しかない駅でした。そして、重い電動車椅子を運ぶには1人から2人では確実に無謀であることも知っているので、JR東日本では事前に伝えられていないと駅員4人の配置は難しい、そういうことでしょう。実際、熱海のような大きい駅だったとしても、余剰人員が4人もいることはないでしょうし、ホームに立っている人とかを減らすことで、今回も4人を捻出したのではないかなと思います。

☆合理的配慮のライン

無人駅で階段がある際、電動車椅子を運んでもらうのは合理的配慮の範囲内なのかという話なのですが、ブログの中では駅員さんとしては範囲外という回答をしていますね。そして下の記事では利用者が2000人以上3000人未満でも重点整備地区内であればバリアフリー化で、エレベーターを設置することを2021年4月から求めているそうです。2013年度乗車人員は1133人らしいので、利用者数としては降車人員もいれると思うので、2000人に達するような気もします。重点整備地区内なら合理的配慮の範囲内と認められると思ってもよさそうですね。
(エレベーターの設置は努力義務です。分かりにくいかもしれないので、追記します。4/8追記)

☆合理的配慮としてはだいぶ負担が大きい部類

ここで問題なのはエレベーターの設置にはかなりお金がかかるということです。これを全部の駅でやるのは「負担が重すぎる」ということで、利用者数2000人とか3000人とかの基準があるのです。特にJRもコロナのこともあり、業績としてはかなり落ちていて大変な時期に、エレベーターを大量に設置するというのは厳しいというのはとても納得がいくと思います。そして、駅員を余分に全国の駅に配置するのも厳しいのも納得ですよね。しかも、1人じゃダメというのがかなりしんどそうです…

☆思ったこと

個人的には当日に言われて4人用意するのはちょっと難しいというのはよくわかります。ヘルパーさんがいるなら、せめて重くない普通の車椅子を使ってくれたらよかったなぁとかも思います。車椅子1台、高いから無理という声もあるかもしれないですけど、人をその都度たくさん用意してもらうのに比べたら社会的効用は悪くないかなとも思うんですよね。無人駅はどんどん増えているので、こういう問題は増えていきそうですね。(車いすの価格は電動でなければ、2万円くらいあれば買えそうな感じでした。ネットで検索しただけですが)

明日、少しこれに関する昔話を聞いたので、紹介したいと思います。


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