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集音器ってどうなの??

補聴器とよく間違われる集音器。新しい集音器が登場したみたいです。
こんにちは!くつばこ+のせんです。スーパーに売ってる柏餅を買って食べました。せんはよもぎ餅のつぶあんが好きです。

☆集音器って?

くつばこ+のnoteを読んでくださっている方は、補聴器は聞いたことがあっても、集音器はあまり馴染みがないかもしれません。たまに新聞の広告やテレビのCMで「聞こえが良くなる!」と宣伝されていますが、補聴器とは別物です。補聴器と集音器の違いは、

補聴器
・厚生労働省に認められた医療機器
・個人の聴力に合わせて、音域ごとに細かく音量を調節できる
・高価なものが多い
集音器
・医療機器ではない
・マイクで拾った音を等しく増幅するだけ
・補聴器に比べると安価

という感じです。子どもや若い人の難聴ではあまり使われない集音器ですが、老化で難聴になった人の中には、「補聴器を使うにはハードルが高いから集音器を使う」という人が一定数いるんじゃないかなと思います。

☆新たに開発された集音器

今、様々な聞こえに困っている人が使える集音器を開発して、商品化するためにクラウドファンディングをしている企業があります。骨伝導の仕組みを利用して、軽度から重度の人まで、そして難聴じゃない人もイヤホンとして使える集音器だそうです。声を聞きやすくしたり、スマホと繋いで音楽を聞いたり、従来の集音器よりもできることが多いな、という印象でした。
他のイヤホンを使ってもまったく聞こえなかった高度・重度難聴の人が試しに使ってみた感想も載っていて、「この集音器は音量をかなり上げることができて、よく聞こえる!」とのことでした。かなり大きな音が出るようですが、音漏れは全然しないそうです。

☆でも骨伝導って…

せんはこの感想を見てちょっと引っかかったんです。骨伝導って感音性難聴には効果がないんじゃなかったっけ?と。骨伝導とは文字の通り、骨に振動を与えて音を届けます。直接骨に音を届けるので、鼓膜や外耳が機能していなくても音が聞こえるんです。でもこの方法が使えるのは、耳の中耳よりも外側で異常が起きている伝音性難聴で、中耳より内側で異常が起きている感音性難聴には効果がないと言われています。
試しに使ってみた人の多くは感音性難聴だったので、「???」になりながら紹介動画を見ていました。

☆真相はいかに!?

せんと同じように、「試してみた人は聞こえる!補聴器よりいい!と言ってるけど、原理的には矛盾があるし……」とモヤモヤした人に朗報です。実際にこの集音器を試してみることができるみたいです。

【Vibone nezu HYPERの試聴展示場所】
▷二子玉川蔦屋書店 4/15(金)〜5/14(土)
[東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット1F] 予約不要

4月の半ばには神戸や大阪の梅田でもやっていたみたいですが、長期間やっているのは二子玉川のみだそうです。あと2週間もないですが、お近くの人はぜひ試しに行ってみてください。せんもいろんな聴力の人と行って、どんな効果があるの試せたらいいなーと思っています。行ったら感想noteをまた出しますね!


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