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色の見え方・とらえ方

こんにちは、くつばこのりこです。もうすぐ8月も終わちゃいましたね。かなしい。
今日からは真面目に、色弱・色盲についてお話しします。

☆色覚異常の「色弱」「色盲」

色、というのはその色をしている対象が絶対的なのではなく、それを脳で認識する中で色を判断します。だからこそ、その認識の特徴によって、色のとらえ方が変わってきます。

☆色覚異常は遺伝する

色覚異常は遺伝で決まります。男性はXとY、女性はXとXの染色体をもっていますが、このうちXの染色体の中にある色覚を認識する遺伝子に特徴があると、色覚異常が出ます。女性の場合は片方のX染色体に特徴があっても、もう片方の正常なX染色体がカバーすることができるので、性別によって色覚異常の発生の割合は異なり、男性のほうが高くなっています。男性の5パーセント、つまり20人に一人は色覚異常があるとされています。(3型、つまり青を認識する部分の異常についてはこの説明は当てはまりません)

☆色盲は、ある色が認識できないこと

まず、色盲は光の三原色である、赤、緑、青のいずれかの色が認識できないことを指します。赤が認識できないタイプを「1型2色覚」といい、緑が認識できないタイプを「2型2色覚」といいます。青の場合は「3型2色覚」となりますが、これは非常に珍しいです。

☆色弱は、ある色がうまく認識できないこと

一方、色弱は、いずれかの色が正常に認識できないことを指し、「〇型3色覚」といいます。

☆それぞれのタイプの確率

ほとんどのタイプが1型と2型で、内訳はこのようになっています。

1型2色覚:9%
1型3色覚:15%
2型2色覚:30%
2型3色覚:46%

ここまでの部分は、中京眼科視覚研究所の「色覚相談室」(最終閲覧日8/29)を参考にしました。非常にわかりやすい図などもあるので、ぜひご覧ください。

次回は、実際の世界がどのように見えているのか、アプリを使って共有していきます!


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